教員紹介

亀井 克之

亀井 克之 教授

かめい かつゆき

専門分野・担当科目
経営学、リスクマネジメント論

メールアドレス:kamei
ホームページ:https://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~kamei/
関大先生チャンネル:https://www.sensei-ch.rd.kansai-u.ac.jp/movies/285/

Expert’s Eyes

 経営学をベースにリスクマネジメントの研究をしています。
 リスクにはまず事故や災害などの純粋リスクがあります。そして、投機的リスクと呼ばれる「とるリスク」があります。これは経営戦略を展開する時に成功するか失敗するかわからないという不確実性です。私たちはみなリスクコントロール(災害や事故のリスクに備えること)をしながら、リスクテーキング(リスクをとって新しいことに挑戦)をして生きています。このような考えに基づいて、大企業、中小企業、地域社会、学校、イベント、スポーツなど、さまざまな事象のリスクマネジメントを研究しています。

 研究にはサイエンス・理性・形式知によるアプローチと、アート・感性・暗黙知によるアプローチとがあります。危機管理やリスクマネジメントにおいては、後者によるアプローチが重要になると考えています。

注目ファイル

・さまざまな分野のリスクマネジメントについて研究し著書多数。
企業リスクマネジメント⇒『決断力にみるリスクマネジメント』(ミネルヴァ書房,2017年)・『危機管理とリーダーシップ』(同文舘出版,2013年),生活リスクマネジメント⇒『生活リスクマネジメントのデザイン』(法律文化社,2018年),スポーツ⇒『市民マラソンがスポーツ文化を変えた』(関西大学出版部,2017年),子どもの安全⇒『子どもの安全とリスク・コミュニケーション』(関西大学出版部,2014年),ワイン⇒『ワイン・ウォーズ モンダヴィ事件』(関西大学出版部,2009年)
・国際的に活動。
レフリー付き欧米のジャーナル掲載論文7本。外国からの招へい研究者7人。2011年「中小企業の事業承継・日仏シンポジウム」2013年日仏シンポ「新たなリスクと中小企業」2014年国際シンポ「中小企業・老舗経営者の健康とリスクマネジメント」など主宰。通訳案内士(英語・フランス語)。
・受賞
2002年『新版フランス企業の経営戦略とリスクマネジメント』(法律文化社)により大阪市立大学博士(商学)、日本リスクマネジメント学会賞、日仏会館第19回渋沢・クローデル賞「ルイ・ヴィトン ジャパン特別賞」(東京パリ往復航空券・フランス1カ月滞在費)
・留学
1997-1998年 フランス政府給費留学生としてエクス・マルセイユ第3大学IAE(企業経営学院)に留学し経営学DEAの学位取得。
・受賞
1985年 朝日新聞第25回コンクール・ド・フランセ「小林正賞」(東京パリ往復航空券)
・趣味
2012年・2013年 高槻市ソフトボール西地区リーグ優勝に正選手として貢献。その後、マラソンに転じ、アボット・ワールドマラソンメジャーズ6大会、47都道府県走破を生涯目標に鍛錬中。

略歴

1985年(昭和60年) 4月 
大阪府立 渋谷高等学校 英語科 教諭 (~1989年(平成元年)3月)
1989年(平成元年) 4月 
大阪府立 摂津高等学校 英語科 教諭 (~1994年(平成6年)3月)
1990年(平成 2年) 3月 
大阪外国語大学大学院外国語学研究科修士課程フランス語学専攻 修了 (文学修士)
1992年(平成 5年) 3月 
関西大学大学院商学研究科商学専攻博士課程後期課程 単位取得後退学
1994年(平成 6年) 4月 
関西大学総合情報学部 専任講師
1997年(平成 9年) 4月 
関西大学総合情報学部 助教授
1997年(平成 9年) 9月 
フランス政府給費留学生として エクス・マルセイユ第3大学 IAE(企業経営研究院)DEA課程入学
1998年(平成10年)12月 
エクス・マルセイユ第3大学(ポール・セザンヌ大学) DEA(経営学)取得
2002年(平成14年) 9月 
大阪市立大学大学院 博士(商学) 取得
2004年(平成16年) 4月 
関西大学総合情報学部 教授
2010年(平成22年) 4月 
関西大学社会安全学部 教授