教員紹介

一井 康二

一井 康二 教授

いちい こうじ

専門分野・担当科目
耐震工学
リスク評価法

メールアドレス:ichiik
ホームページ:https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/ichii/

Expert’s Eyes

 地震だけでは人は死にません。地震で「弱い」構造物が壊れて、人が殺されるのです。
 この表現はすこし極端かもしれませんが、きちんと丈夫な構造物が作られていること、これが全ての基本であることは間違いありません。このために、構造物の設計法や耐震診断・劣化度調査の方法が必要です。生活を支える多種多様な構造物、例えば住宅、橋、トンネル、港、電柱などが地震で壊れないために行うことすべてが「耐震工学」の内容です。

注目ファイル

・多様な構造形式に対応した「沿岸構造物のチャート式耐震診断システム」の開発により、土木学会技術開発賞受賞 ・防災絵本「What’s Derolin」(英語版)、「よしお君とでろりん」(日本語版)の出版や普及により、日本港湾協会企画賞受賞 ・防災絵本「What’s Derolin」は地震工学の研究者などにより、スペイン語・ポルトガル語・中国語・ペルシャ語・イタリア語に翻訳される。 ・性能に基づく耐震設計の普及に尽力。国際基準ISO23469準拠の耐震設計事例をISOのテクニカルレポートに執筆。 ・性能に基づく耐震設計で利用される液状化解析プログラムFLIPの機能向上や普及に参画。

略歴

1993年(平成 5年) 3月 
京都大学工学部土木工学科 卒業
1995年(平成 7年) 3月 
京都大学大学院工学研究科土木工学専攻 修了(修士(工学))
1999年(平成11年) 8月 
米国南カリフォルニア大学 客員研究員
2003年(平成15年) 3月 
京都大学博士号取得(博士(論文))
2015年(平成27年) 4月 
米国ワシントン大学 客員研究員
2017年(平成29年) 4月 
関西大学社会安全学部 教授
2021年(令和3年)10月 
関西大学社会安全学部 副学部長(~現在に至る)