教員紹介
一井 康二 教授
いちい こうじ
専門分野・担当科目
耐震工学
リスク評価法
メールアドレス:ichiik
ホームページ:https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/ichii/
関大先生チャンネル:https://www.sensei-ch.rd.kansai-u.ac.jp/movies/217/
Expert’s Eyes
地震だけでは人は死にません。地震で「弱い」構造物が壊れて、人が殺されるのです。
この表現はすこし極端かもしれませんが、きちんと丈夫な構造物が作られていること、これが全ての基本であることは間違いありません。このために、構造物の設計法や耐震診断・劣化度調査の方法が必要です。生活を支える多種多様な構造物、例えば住宅、橋、トンネル、港、電柱などが地震で壊れないために行うことすべてが「耐震工学」の内容です。
注目ファイル
・多様な構造形式に対応した「沿岸構造物のチャート式耐震診断システム」の開発により、土木学会技術開発賞受賞 ・防災絵本「What’s Derolin」(英語版)、「よしお君とでろりん」(日本語版)の出版や普及により、日本港湾協会企画賞受賞 ・防災絵本「What’s Derolin」は地震工学の研究者などにより、スペイン語・ポルトガル語・中国語・ペルシャ語・イタリア語に翻訳される。 ・性能に基づく耐震設計の普及に尽力。国際基準ISO23469準拠の耐震設計事例をISOのテクニカルレポートに執筆。 ・性能に基づく耐震設計で利用される液状化解析プログラムFLIPの機能向上や普及に参画。
略歴
1993年(平成 5年) 3月
京都大学工学部土木工学科 卒業
1995年(平成 7年) 3月
京都大学大学院工学研究科土木工学専攻 修了(修士(工学))
1999年(平成11年) 8月
米国南カリフォルニア大学 客員研究員
2003年(平成15年) 3月
京都大学博士号取得(博士(論文))
2005年(平成17年)10月
広島大学大学院工学研究科社会環境システム専攻 助教授
2007年(平成19年) 4月
広島大学大学院工学研究科社会環境システム専攻 准教授
2015年(平成27年) 4月
米国ワシントン大学 客員研究員
2017年(平成29年) 4月
関西大学社会安全学部 教授
2021年(令和3年)10月
関西大学社会安全学部 副学部長(~2024年(令和6年)9月)