Expert’s Eyes

　怪我のない安心安全な社会を目指し、傷害発生のメカニズムや効果的な被害軽減方法について力学的な観点から研究を進めています。主に自動車乗員や歩行者、サイクリストの自動車衝突時の挙動や傷害発生をコンピュータシミュレーションによって検討していますが、スポーツ傷害などの日常で起こり得る怪我に関しても関心を持っています。最近では、交通事故の発生原因を調べるための事故調査やドライビングシミュレータを用いた運転者の行動分析などにも取り組んでいます。

注目ファイル

・現在、自動車技術会にて前突、側突、歩行者保護の各分科会委員、インパクトバイオメカニクス部門委員会の幹事を務めている。 ・2016年5月　第66回　自動車技術会賞　論文賞（共著、第一著者） ・2017年10月　公益財団法人交通事故総合分析センター設立25周年記念懸賞論文　優秀賞　読売新聞社賞（共著、第二著者） ・「交通外傷～メカニズムから診療まで」（名古屋大学出版会、2020年）において、「交通事故時の挙動 2. 二輪車・自転車乗員の挙動」を分担執筆した。

略歴

2004年（平成16年）3月　
名古屋大学工学部機械・航空工学科　卒業 2006年（平成18年）3月　
名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程　修了（修士（工学）） 2009年（平成21年）3月　
名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程　単位取得退学 2009年（平成21年）4月　
財団法人日本自動車研究所　入所（2013年4月まで） 2012年（平成24年）4月　
名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程　修了（博士（工学）） 2013年（平成25年）5月　
名古屋大学大学院工学研究科　助教（2020年3月まで） 2020年（令和 2年）4月　
関西大学社会安全学部　准教授 2022年（令和 4年）4月　
関西大学社会安全学部　教授