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6/3(月) 客員教授 大久保 千代次 氏による講演会を開催しました
6/3(月)高槻ミューズキャンパスにおいて「電磁波への健康不安とその背景」と題して、一般財団法人電気安全環境研究所 電磁界情報センター所長の大久保 千代次 氏による講演会が開催されました。
送電線や電子レンジ、スマートフォンなど身近なものを例に挙げ、電磁波の種類や生体作用について、また電磁界のリスク認知についてご説明いただきました。
携帯電話基地局について、総務省が厳しい規制を義務付けていること、低周波磁界ばく露、高周波(電波)ばく露には法整備が設けられていることをお話しいただきました。
世の中に溢れる危険情報、メディアバイアスの影響、認知バイアスなどにより電磁波に対する国民の不安(リスク認知)は必ずしも低くない現状があるけれども、WHOのファクトシートでは「弱い電波信号が健康への有害な影響を起こすという説得力のある科学的根拠はありません」と結論づけられていることを知ることができました。
現代はネットで専門分野情報を誰でも入手可能であり、SNSを通じてインフルエンサーが電磁波の危険性を発信すると、一気に電磁波への不安が高まるなど、危険情報に触れる機会が非常に多く、科学的裏付けのある情報を正しく判断することの大切さを学ぶ大変貴重な機会となりました。