永松ゼミが福島県・楢葉町でフィールドワークを行いました。

 減災政策研究室(永松ゼミ)の学部生・大学院生17人が、9月11日~9月16日の日程で福島県楢葉町にて、原発事故災害からの復興をテーマとしてフィールドワークを行いました。
 楢葉町は、福島第一原発事故により長期間避難指示が出ていた町村の一つであり、2015年9月に避難指示が解除され町民の帰還が始まっています。今回のフィールドワークでは、実際に帰還された方々からお話を伺い、楢葉町の復興に向けた学生からの提言をすることが目的です。
 松本町長と学生たちの懇談も行われ、町長からは農業の復興の課題や、楢葉町を教育日本一の町にするといった復興に向けた具体的な構想のお話を頂きました。町民の方々からもバーベキューパーティーにもご招待頂くなど、暖かい歓迎を受け、学生たちと町民の交流も深まりました。
 学生たちからは「人々の復興にかける前向きな気持ちに感動した」「人と人とのつながりが強い町だ」といった感想が聞かれる一方で、「人が帰ってこなければ、サービスも充実しない。サービスが充実しないと、人は帰ってこない。どちらが先か、とても難しいと感じた」といったように、長期避難からの復興の難しさについても理解を深めた様子でした。

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