日吉台 総合防災訓練
-
執筆担当： 長谷川夏帆（近藤ゼミ）
１１月２４日、
高槻市日吉台小学校にて開催された
総合防災訓練に参加してきました！
【私たちもスタッフとして参加します！】
会場となった日吉台小学校では、
体育館では非常用持ち出し袋の中身の展示や、
段ボールベッドや担架の体験が用意されており、
住民さんは地区ごとに分かれて
いろいろなブースで体験、見学をなさっていました。
他にもAEDの体験ができるブースもありました。
【日吉台ではおなじみの段ボールベッド！】
【AEDの体験が出来るコーナーもありました】体育館の壁には
日吉台小学校の児童が作成した壁新聞が飾られていました。
大阪北部地震のあと、学校で取り組めることはないかと
総合的な学習の時間を活用して作成したそうです。インタビューや調べたことなどをまとめて
壁に貼り出していました。
一つ一つ見ていると、
小学生が心を込めて作ったことが
しっかり伝わってきました。
【力作ばかりです！！】
【日吉台地区総合防災訓練 マスコットのぼうサイくんとひよちゃん】
こんなかわいいキャラクターもいました！
会場の様々な場所で見守ってくれていました。
屋外会場では
煙体験や油圧ジャッキを使った
救助のシミュレーション、
マンホールトイレについてのブースなども用意されていました。
【煙体験は意外と難しかったです...】
【「初期消火力アップ」で火災被害を抑えることができます！】
【普段使い慣れない道具も使い方を知れば人を助ける時に役立ちます】
会場から1.6㎞離れた場所に貯水タンクがあり、
そちらも見学することができました！
昨年の大阪北部地震の際は
実際にこの貯水タンクを使ったそうです。
【写真に収まりきらないほどの大きさ！！】
盛りだくさんな内容ですが、まだまだあります。
避難所となった日吉台小学校の体育館では
避難所運営会議が2回、開かれました。
地域の責任者や小学校の校長先生、方面隊の方など
避難所の運営に携わっている方々が集まり、
話し合いがおこなわれました。体育館の真ん中で実施されたので、
避難所に来ている方も周りから見ることができて、
新鮮でした。
【本番さながらの会議の様子】
運営委員の方は、
日吉台地区では、地域住民、行政、学校で連携を取って
避難所の運営を行っていくと話されていました。訓練に参加していると、
規模も大きく、住民さんも多い
大きなコミュニティであるため、
まとめることは難しいとは思いますが、
連携を取ることは非常に重要であると感じました。
【プロジェクトリーダーも活躍！】
そして、2回目の運営会議では
日吉台のプロジェクトリーダーである坂東さんも、
学生スタッフとして参加されました！！坂東さんは日吉台のコミュニティ防災や
マンション防災について研究しており、
ゼミの中で誰よりも日吉台に寄り添って活動されています！！
日吉台の皆さんからもたくさん声をかけていただいている様子は、
日頃からの関係の賜物であると感じました！盛りだくさんな訓練も終わりに近づいてきました。
最後には、もちろんこれを食べました！
【かなり有名？ 日吉台カレー！】
日吉台カレーです！
福祉委員会を中心とした女性有志の皆さんによる炊き出しで、
おいしいカレーをいただきました。このカレーのご飯はα化米が使われており、
一度に大量に作っています。
味付けは、こどもからお年寄りまで
親しめるように工夫されています。
おいしいカレー、ごちそうさまでした！
おまけ
カレーを食べ終えた頃、
日吉台の方から、
「せっかくだからこれ、使ってみたいんだけど、一緒にどう？？」
と声をかけられました。
【見たこと、ありますか？？】
日吉台では
マンション防災にも力を入れています。
これ、なんだか分かりますか？
正解は"布製の担架"です！非常時のマンションでは、
上層階に住んでいる人は階段を使わないと避難できません。
そんなときに普通の担架だと
棒がつっかえてしまい非常階段で運べないケースもあるんだそうです。
それを解消するためにも
このような布製の担架が導入されています。
【実際に使ってみよう！】
ありがたいことに、私たちが実際に使ってみることになりました！
一枚の布にいくつか紐が付いており、
肩にかけたり、交差させたりして使います。
コツをつかめば運びやすくなりました。
運ぶ側は肩紐が付いているので、
体でしっかりと支えて運べるという安心感があるように感じました。
運ばれる側（坂東先輩です）も快適だったそうです。
今回の防災訓練では、
たくさんの防災に関する経験や勉強ができました。
日吉台地区の皆様の防災の力の集大成に参加させていただくことができ、
大変嬉しく思います！またおじゃまします！！
長谷川夏帆