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関西大学政策創造学部
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☆フィールドワーク【橋口ゼミ】報告です☆  August 10, 2009
先日行われました、橋口ゼミのフィールドワークの様子をお伝えします。
政策創造学部3回生 佐々木 渓

今回のフィールドワークは中小企業をテーマに西村成弘ゼミ(本学:商学部)と共同でハードロック工業株式会社を見学しました。

 ハードロック工業株式会社は大阪府東大阪市に立地しているナット製造企業です。この会社は従業員わずか40人ほどながらハードロックナットという特殊なナットの発明により原子力発電所から新幹線にわたるまで様々な分野で活躍している日本を代表する中小企業です。
 工場見学では、まず初めに社内の会議室において会社の概要を社員の方から説明してもらい、その後「ナニワの発明王」と呼ばれる若林社長のお話を伺いました。ハードロックナット発明の経緯や卵焼き機等の本業以外の発明品、会社の事業予定などについてとても記事にはできないような話も織り交ぜながら非常におもしろく聞かせてもらいました。特に会社のマーケティングと発明の経緯についての話は印象的でした。また、どのような質問にも懇切丁寧に対応していただき、たくさんの「ナマの声」を吸収することができました。
質疑応答1小.JPG
 お話を伺った後、社長の趣味である鉄道コレクションを拝見しました。社長のご厚意により社長自らの運転でゼミ生全員がミニSLに試乗させてもらうことができました。私は運転までさせてもらうことができ、とても楽しかったです。この楽しさの中に若林社長のアイデアの素を垣間見た気がしました。
SLp2060pc.JPG 佐々木くんp2060pc.JPG
 最後に、工場で実際に製品の加振実験を見学させてもらいました。NASAの規格を軽々とクリアする様子を見て、日本の中小企業の底力を改めて感じました。こうした経験から、日本の財産であり高い技術力を持つ中小企業を守る工夫が必要だと思いました。
実験見学p30pc.JPG
  見学終了後は一緒に見学した西村ゼミ生と幹事を務め、梅田にて懇親会を行いました。他学部のゼミ生と意見を交わし、フィールドワーク中とはまた違う楽しい時間を過ごすことができました。

 今回のフィールドワークでは実際の現場に赴くことで教室では手に入らない「ナマの声」を聞くことができ、企業研究を進めていく上で、新たな視点を持つきっかけとなりました。また、ハードロック社の方々との交流や懇親会の幹事を務めた事を通じて学習面以外でも得るものが多かったフィールドワークでした。

[教員のコメント] 政策創造学部専任講師 橋口勝利

橋口ゼミでは、関西地域の研究をテーマに取り上げています。関西大学にほど近い東大阪では、中小企業が多く立地しています。我々は、「現場学習」をモットーにしているため、中小企業の中でも、ナット生産で世界でも随一の技術力を誇るハードロック工業株式会社への企業見学に赴きました。社長の若林氏は、自らの努力とアイデアで次々と発明を繰り返し、数々の特許を取得されたそうです。その発明の裏には、人並み外れた能力と努力はさることながら、飽くなき探求心が存在していたそうです。そのような、熱意あふれる話に学生たちは熱心に聴き入っていました。 質疑応答では、学生から「後継者育成の問題」や「不況への対処法」などに関する質問が出され、若林氏から丁寧な説明を頂くことができました。その後、ナットの強度実験や若林氏私蔵のSL模型をご披露いただき、内容の濃い企業調査となりました。
今後も、学生たちと企業活動の現場に赴いて、社会の真実に迫る研究活動に励もうと考えています。


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