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【フィールドワーク最前線Vol.1】 まちづくりの「現場」を学ぶ <橋口「専門導入演習Ⅱ」 学生からのリポート> |
June 25, 2008 |
政策創造学部2年次生 庵尾 佳緒里
今回のフィールドワークは、天神橋筋商店街を中心に“まちづくり”をテーマとして行われました。
まず始めに、「大阪くらしの今昔館」へ行き、再現された昔の町並みの中を、地元有志の方々のガイドを受けながら見学しました。町の様子、家の中のつくり、また、細かな演出によってまるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚にさせられました。一番印象的だったのは、戸締り方法です。現代の私たちで言う「キーチェーン」が当時から存在していたのです。そのセキュリティの高さと、利便性にとても驚かされました。いろんな生活の知恵があり、私たちの今の暮らしは昔があってこそあるのだなあと改めて感じました。
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次に、日本一長いと言われている天神橋筋商店街を歩きました。近所の商店街とは違い、たくさんの人で賑わっていました。それに伴い、なぜ人が集まるのか?商店街を活性化するためにはどんな工夫が必要なのか?など、地域活性化のあるべき姿について考えるきっかけになりました。
最後に、「企業家ミュージアム」を見学しました。たくさんの企業家の名前とその業績が展示されており、今誰もが知っているような企業がなぜここまで成長したのかを知ることができました。私たちが、今、いろんな意味で豊かに生活することができるのは、たくさんの企業家たちの発明、改善への努力のおかげであると思いました。
今回のフィールドワークでは、いろんな知識を得ることができ、とても満足しました。過去と今とを学ぶことによって、これからの未来を創っていく私たちはどのように行動していくべきなのかを考えるきっかけとなりました。
【担当教員からの一言コメント】
今年春からスタートした「専門導入演習Ⅱ」では、教室内での授業に加えて、地域経済の現場に直接赴くことを目的としています。その第1回目に、関西大学が位置する大阪を選びました。学生達は、大阪という地域の「過去」と「今」とを肌で感じ、知ることができたようです。今後も地域経済の現場を訪れ、ナマの情報を集め、新しい政策提言へとつなげていきたいと考えています。
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