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政策創造学部 主催 新入生歓迎特別行事<講演会> 「南北問題とアフリカ」が開催されました! |
April 07, 2008 |
去る2008年4月3日(木)の新入生オリエンテーション期間中に、関西大学第1学舎5号館
E401教室にて、学部主催講演会が実施されました。今回の講演では、国際関係論(特に
平和構築の要因の研究)がご専門の、四国学院大学教授・G.C.ムアンギ先生をお招きして、
「南北問題とアフリカ」を論題に、講演していただきました。
多民族国家であるケニアは、内閣に多くの大臣ポストを作って民族に均等に配分すること
により、民族間の対立が生じないように調整を行っています。しかし、大臣をはじめとするケ
ニアの国会議員は高い給料をもらっており、これらにODAのお金が使われているのは非常に
問題です。また、グローバル時代の今日は経済の見方だけではなく、人間の目から物事を
考える必要があります。先進国が優越感、後進国が劣等感を持つという考え方は間違って
います。先進国の発展方法が一番良いというわけではなく、アフリカにとってすばらしいもの
を養っていくことが一番人間らしい発展方法なのです。さらに、日本から見るとアフリカは遠
いですが、人類の希望や苦しみは地球上どこでも一緒であり、お互いが助け合う、依存し合っ
ているのが現状です。新入生の皆さんがこれから政策を創造していくためには、日本・世界
における自分自身の果たせる役割を考える義務があります。
最後に、活発な質疑応答が行われ、聞き入っていた約350名の新入生の、この問題に対
する関心の高さがうかがえました。政策創造学部はこれからも、国際関係論に関する講演
会を開催し、議論する機会を提供していきます。
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