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2018年1月24日
関西大学商学部の陶山ゼミ生が第64回日本学生経済ゼミナール大会・プレゼンテーション部門の決勝戦において最優秀賞を受賞しました!
平成29年12月10日(日)に近畿大学で開催された、第64回日本学生経済ゼミナール大会・プレゼンテーション部門の決勝戦において、関西大学商学部から参加した陶山計介ゼミの学生が見事、最優秀賞を受賞しました!
最優秀賞受賞のTeam 南九州 のメンバー 最優秀賞受賞のTeam イートアンドのメンバー 決勝戦に臨んだTeam新潟のメンバー
(写真左から)雪上涼実さん、阿部いよりさん、佐々木瞭さん、堀部健二郎さん、小林佑香さん
(写真左から)中西友香さん、篠崎滉貴さん、佐藤創太さん、山﨑咲耶さん、渡邊久留美さん
(写真左から)西谷伸悟さん、前田京子さん、貞中圭太さん、池田梓穂さん、上田みなみさん
日本学生経済ゼミナール大会は、日本学生経済ゼミナールという学術団体が中心となり、全国の経済学部・経営学部・商学部の学生を対象として「研究活動の促進」と「他大学の学生との交流」を理念に掲げる学術大会で、60年以上の歴史をもっています。
プレゼンテーション部門は、日頃の研究成果をパワーポイントにまとめ発表技術や内容について競い合うものです。
今大会のプレゼンテーション部門には全国から約200チームが参加、予選を勝ち抜いた23チームによって分科会ごとに決勝が行われました。
経営分野分科会②において、陶山計介ゼミのTeam 南九州による「若者に向けた被災地産品購買の促進」というテーマのプレゼンテーションが最優秀賞に選ばれました。
発表の内容は、熊本地震復興の一助となりうる被災地産品購買において、消費者の好意的な製品態度を形成する評価を明らかにし、消費者の購買意図形成のための戦略を導出しました。
また、経営分野分科会③において、陶山計介ゼミのTeam イートアンドによる「冷凍食品業界におけるブランド価値と店頭コミュニケーション」というテーマのプレゼンテーションが同じく最優秀賞に選ばれました。
発表の内容は、冷凍餃子購買における店頭コミュニケーションへの関心と、食ライフスタイルによって消費者を分類し、それぞれの満足をもたらす価値の違いを明らかにすることで、消費者特性ごとの効果的なプロモーション戦略のあり方を解明しました。
なお、Team 新潟も決勝大会に臨みました。
日本学生経済ゼミナールの詳細と決勝進出チームはこちらをご覧ください。
大 会 の 概 要 : http://www.inter-seminar.com/
決勝進出チーム : http://www.inter-seminar.com/images/stories/HPプレゼン決勝進出チーム_発表順.pdf
プレゼン部門決勝結果:http://www.inter-seminar.com/images/stories/決勝結果.pdf
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写真・記事提供 : 商学部 陶山 計介教授
2018年1月23日
廣田俊郎教授の最終講義〔1月19日〕を実施しました!
本年度をもって退職される廣田俊郎教授の最終講義が、2018年1月19日 千里山キャンパス第2学舎BIGホール100において実施されました。
廣田教授は、学部では「経営戦略論」、「組織論」等を、大学院では「経営戦略・組織論研究」、「経営戦略・組織論研究特殊研究」を担当され、多くの学部生・大学院生の指導教員として、丁寧かつ熱心に指導されました。
廣田教授は1972年に本学商学部に着任、長年にわたり本学の教育・研究に尽力され、昨年の9月には、その研究成果の一つである著書「企業経営戦略論の基盤解明」で博士(商学)の学位を取得されました。
最終講義は「組織に対する基本認識と多様な観点」と題して担当講義・研究領域を総括した内容でお話があり、商学部の教員だけではなく他学部の先生方も訪れ、また、多くの学生が熱心に耳を傾けていました。
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第4回商学会懸賞論文の表彰式〔1月17日〕を行いました。
商学会は、商学部生(個人もしくはグループ)を対象にして「商学に関する論文」(テーマは自由)の募集を6月から始めました。
応募のあった論文は、厳正な審査の結果、優秀な論文に対して表彰状と賞金を授与します。
第4回商学会懸賞論文の募集が12月6日(火)に締め切られ、個人・グループ合計13本の応募があり、商学会に所属される先生方のご協力のもと、論文1本に対して2名の先生に審査して頂きました。審査結果は以下のとおりとなりました。
特賞 該当論文なし
1等 山副真穂さん 小伊豆まり絵さん 南山千夏さん 藤井 優さん 李 季璐さん
International Comparison of Purchase Intention to Organic Foods:Empirical Tests
in Japan and Thailand
2等 小谷野夏帆さん 石本裕美子さん 瀬古菜摘さん 辻伊織さん 諸岡日菜さん
製品の選択肢は多いほうがいいのか? 少ないほうがいいのか?
―過負荷・類似性・嗜好構築度に着目して―
3等 村岡歩実さん 植田章稔さん 久保涼夏さん 田茂井 良さん
社会的需要が個人の需要に及ぼす影響
3等 安原柊人さん
のれんの償却に関する一考察
3等 吉田実紅さん 関 明里さん 西村悠花さん
Empirical Investigation of the Relationship between Travel Motives and
Personality International Comparison between Thailand and Japan
佳作 樽井裕星さん 今野沙雪さん 瀧元成美さん 山下南奈さん
「アマゾン・フレッシュ」の日本におけるサービスの実態と顧客に与える価値の考察
第4回商学会懸賞論文入賞者に対する表彰式を1月17日(水)お昼休みに第2学舎2号館C棟6階商学部会議室において行いました。
当日は、辻教授の進行により、高井准教授から審査の講評の説明の後、中邑副学部長から賞状および賞金の贈呈がありました。
2018年度も商学会懸賞論文の募集をいたしますので、奮ってご応募ください。
記事提供 : 商学会
2018年1月15日
商学部学術講演会〔11月30日 たかまつなな氏〕を開催しました!
2017年11月30日(木)10時40分~12時10分に,株式会社笑下村塾 代表取締役のたかまつなな氏を講師としてお招きして,商学部学術講演会を開催しました.
たかまつなな氏は,お嬢様芸人として舞台やテレビで活躍しながら,お笑いを武器に社会問題を考える取り組みを展開しています.特に若者と政治の距離を縮めるために,「笑える!使える!政治教育ショー」を開発して,芸人仲間とともに全国で出張授業や企業研修を行っています.
この日は「お笑い芸人×ソーシャル・ビジネス:ベンチャー企業に必要な人を惹きつける伝え方」というテーマで,まずソーシャル・ビジネスに挑む理由や経過,今後の展望をプレゼンテーションしてくれました.
さらに,プレゼンテーションというものを大解剖して,人を惹きつけるプレゼンに必要なポイントについて,その準備段階から当日の姿勢,質疑応答に関することまで,さまざまな具体例を盛り込みながら,多面的に説明してくれました.
芸人・起業家・大学院生と一人で何足もの草鞋をはいて挑戦し続けるたかまつ氏は,講義全体を通して,社会問題の構造を理解すること,いろいろな立場で考えみること,当事者意識を持ち続けること,自分らしさを大切にチャレンジしていくことの重要性を学生たちに伝えてくれました.
記事提供 : 横山 恵子教授
2018年1月10日
CORES2017発表会を12月16日に開催しました!
2017年12月16日の15:00〜17:00、商学部2年生によるCORES2017発表会を、第2学舎2号館C303にて開催しました。本発表会では、商学部2年次演習(プレゼミ)クラスから、飴野プレゼミ、横山プレゼミ、杉本プレゼミ、および岸谷プレゼミが、「社会人基礎力の育成」を共通の目的としてビジネスプラン作成の成果を発表しました。
CORES(CORE Skill program; コレス)は、プロジェクト・ベースの学習を用いつつ、参加ゼミ生や教員が相互に意見交換を行うようデザインされています。それによって、案出されたビジネスプランの高質化、また、商学部生の行動力・思考力、チームワークの向上が期待されます。事実、発表からは、プラン作成、パワーポイント資料作成、プレゼンテーション練習に対して参加学生が一生懸命に取り組んできたことが窺えました。加えて、本発表会当日は、商学部の先輩であるCORESメンターによって運営されます。彼らが後輩に行う指導によって、スムーズな運営が達成され、かつ、ビジネスプラン作成のコツが伝承されています。
当日の発表では、健康問題、母親やサービス事業者の負担増大、高齢者が抱える問題といった社会問題の解決をバックグラウンドとしながら、同時に、生活者の不便を解消しそこから利潤を獲得しようとする「三方良し」を目指すようなビジネスプランが多く見受けられました。また、時間が足らなくなるほど活発に質疑応答が行われ、今後のCORESによる成果の向上が期待される内容となりました。
所属ゼミ名 | 発表テーマ |
飴野 仁子ゼミ | |
横山 恵子ゼミ | |
杉本 貴志ゼミ | |
岸谷 和広ゼミ |
記事・写真提供 : 商学部 千葉 貴宏准教授
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CORES とは? CORESは、文部科学省の平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」(教育GP)に採択された「英語に強いプロアクティブ・リーダーの育成」の4つの教育プログラムのうちの1つとして始まったプログラムです。 CORES ( CORE Skill Program : コレス ) CORES(コレス)は、2005年より関西大学商学部が全国規模で開催している関西大学ビジネスプラン・コンペティション(KUBIC:キュービック)への応募を目標として、2年次演習で教員が指導するプログラムです。 チームごとにビジネスプランを作成するプロジェクト型学習を通じて、社会人の基礎力である行動力、思考力、チームワークが養われます。 毎年多くの学生が参加し、学期末には、参加ゼミ生全員が集まり、各参加ゼミから選出された代表チームがビジネスプランをプレゼンテーションする「合同ゼミ発表会」を開催します。 「合同ゼミ発表会」という形式が学生の学習意欲を刺激し、KUBICに応募するビジネスプランの質の向上につながるとともに、教員間の情報交流を促す仕掛けとしても機能しています。 |
商学部・商学会共催の学術講演会〔12月11日 樋口友夫氏〕を開催しました!
関西大学商学部・商学会共催の商学部学術講演会が2017年12月11日(月)4限に開催されました(於:千里山キャンパス第2学舎F402)。講師は株式会社天彦産業代表取締役社長樋口友夫氏で、講演テーマは「会社の発展は社員の幸せからー社員第一主義経営のすべてー」でした。
樋口氏は1875年創業の天彦産業の5代目社長であり、2005年に就任以来、「三方よし」を経営方針として掲げ、経営改革に邁進されてきました。とくに顧客に接する社員のやり甲斐なくして会社は存続しないと考え、社員の自己実現を図る活動を開始され、2008年に組織した女性のチーム「TWS(天彦ウェブセールス)」では、語学力の高い女性によるインターネットを活用した海外顧客戦略を展開し、売上比率を倍増させました。こうした活動が評価され、2011年に大阪市きらめき企業賞、2013年に「ダイバーシティ経営企業100選」、2015年に大阪市女性活躍推進事業のリーディング・カンパニーに認定されています。
講演では冒頭、娘さんが関西大学の卒業生であることや卒業生も入社されていることをお話しされ、親しみをもって講演を始められました。まず天彦産業が従業員37名(うち女性10名)、売上高38億円の特殊鋼・ステンレス・シリコロイの素材販売・加工品販売を主たる事業とした中小企業ではあるが、142年の歴史を重ねてきていることを動画でもって紹介されました。142年の歴史的な歩みでは何度かの倒産の経営危機を乗り越えて、今日のような会社に発展してきたことをわかりやすくお話しされました。同社は経営理念として同社発祥の地である近江商人の「三方良し(売り手良し・買い手良し・世間良し)」をベースに「社員第一主義経営」を掲げ、経営を進めてこられました。
とくに講演では従業員とその家族とのコミュニケーションを大事にされ、社員の「委員会活動」や「国内外の研修旅行」、「天晴れカーニバル」など様々な活動を展開し、「家族主義経営」を実践されてきたことをお話しされました。女性従業員の活動が活発なのも同社の特徴でいろいろなマスコミでも取り上げられてきたそうです。さらに坂本光司氏の『日本でいちばん大切にしたい会社5』で同社の紹介がなされたことにより、一層注目を集めるようになってきました。なお講演の最後に同書5冊を講演出席者による「じゃんけんゲーム」によって勝者の学生5名に進呈されました。
講演終了後の質疑応答の時間では、学生諸君だけではなく、講演に出席された教員の方からも質問がなされましたが、樋口社長から丁寧な説明がおこなわれました。学術講演会には150名近くの学生が出席し、天彦産業の長い歴史と「社員第一主義経営」を語る樋口社長の熱意を感じながら、聞き入っていました。本講演会はこの時間帯の講義科目である管理会計論と連動する有意義な学術講演会でした。
講師:樋口 友夫氏
【記事提供 : 商学部 水野 一郎 教授】
2018年1月 9日
廣田俊郎教授による最終講義〔1月19日〕を開催します!
商学部では、本年度末をもって退職される廣田俊郎教授の最終講義を次のとおり開催いたします。
事前申し込みは不要です。
皆様の多数のご参加をお待ちしております。
◆日 時:2018年1月19日(金)13:00~14:30(第3時限)
◆場 所:第2学舎 BIGホール100
◆テーマ:「組織に対する基本認識と多様な観点」