KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんに関西大学の東体育館に置いているメンタルトレーニング関係の本から一部を紹介し、みなさんの目標達成に役立ててもらうための講座です。
ぜひ参考にして下さい。
<前回の「KAISERSのメンタル強化講座」>
・KAISERSのメンタル強化講座 その5〜 相手の戦績や実力を気にしない 〜
メンタルトレーニングは理解できれば直ぐにできるものではなく、考え方、行動が変わるように日々練習が必要です。日常生活から考え方・行動を変えるトレーニングをしていきましょう。
前回に引き続き、『わかる!使える!スポーツメンタルバイブル』(笠原彰 著)から一部ご紹介します。
【緊張のせいで立ち上がりのパフォーマンスがよくありません】
・試合開始直前と直後は、緊張する時間です。緊張にはポジティブな思考が伴うケースとネガティブな思考が伴うケースがあります。
・ポジティブな思考のときは、例えば「緊張してきた。よし、試合モードに入ってきたぞ」という言葉が浮かびます。
・ネガティブな思考のときは、「緊張してきたから、上手くできないかも」という言葉が頭に浮かびます。
・思考パターンの癖の1つに、「感情的決めつけ」というものがあります。緊張しているから、ダメだというふうに、感情を根拠に未来を決めつけてしまう思考の癖です。
・自分がどの考えを選択したかで、自分の行動が変わってくるのです。
・緊張を落とすことに集中してしまって、肝心のプレーに集中できていない。
・いいプレーには適度な緊張が必要なのですが、過度に緊張しないようにするために、頭の中で「1、2、3、4、5」と教えたり、頭の中で歌を歌ったりするだけで十分です。
など
★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★
自分自身で結果を決めつける考え(枠組み)を持っている人は多いです。人はその考え通りの結果を出すように行動してしまいます。
自分に必要のない決めつけの考えは無くせるようにしていきましょう。
⇒「今回は勝てるかも」、「もしかしたら調子が良いかも」、「気にしないで自分が
できることをやろう」、「今やることを具体的に考える」など
頭の中で歌を歌っていると、考えることをやめるきっかけになったりします。歌を歌うと右脳が活性するので、右脳を使うスポーツには有効な手段とも考えられます。
『わかる!使える!スポーツメンタルバイブル』(笠原彰 著)
KAISERS Talkポスター(詳細)
東体育館内にあるスポーツ関連の書籍庫