KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんに関西大学の東体育館に置いているメンタルトレーニング関係の本から一部を紹介し、みなさんの目標達成に役立ててもらうための講座です。
ぜひ参考にして下さい。
<前回の「KAISERSのメンタル強化講座」>
・KAISERSのメンタル強化講座 その4 〜 不安について 〜
メンタルトレーニングは理解できれば直ぐにできるものではなく、考え方、行動が変わるように日々練習が必要です。日常生活から考え方・行動を変えるトレーニングをしていきましょう。
前回に引き続き、『わかる!使える!スポーツメンタルバイブル』(笠原彰 著)から一部ご紹介します。
【相手の過去の成績が気になってしまいます】
・自分がより強い相手と対戦する場合、相手の過去の成績や実力など、相手に注意がいきがちになります。「昨年はベスト8だったんだ。すごい選手だな」「大差で負けたらどうしよう」「最初から100パーセントの力でぶつかっていっこう」などと考えた経験は誰しもあるでしょう。
・明らかに自分より強い選手と対戦するとき、試合に勝つことを目標にするのは適切ではありません。
・相手の力が強いとなると、勝つことが困難な目標に思えてしまって、空回りしたり、焦りが出たり、萎縮してしまったりして、いつもの自分のプレーが出できなくなります。
・相手にかつために自分の行動を決めて、どんなプレーをするか、どんな行動ができるか、勝利を目標にするのではなく、行動目標を考えることが大切です。
・自分が今できることをやり切ったとしても、結果的に負けたのなら実力が足りなかったのです。
・結果的に負けたとしても、自分がしたいことができたことで、得点差が縮まったり、流れをつかむ時間帯が増えたり、一時的でもリードできたりすれば、自信がつきますし、次の課題が見えてきます。
など
★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★
結果を気にし過ぎるから、相手の実力などが気になり、不安や緊張が大きくなると思います。そうすると、自分の実力が出せなくて非常に残念で悔しい思いをしますね。また、実力が出せなかったら、課題や改善策が明確にならないです。
結果を出そうと考えるよりも、まずは自分の実力を出しきることを考えましょう。そのために、今自分ができること(具体的なプレーなど)について考えるようにしていきましょう。実力を出すことは相手の分析や対策をすることも大切です。
『わかる!使える!スポーツメンタルバイブル』(笠原彰 著)
KAISERS Talkポスター(詳細)
東体育館内にあるスポーツ関連の書籍庫