国内外の障がいスポーツ競技大会で優れた成績を収めた選手・チームを表彰する「第4回パラスポーツ賞」(読売新聞社制定)の授賞式が17日、東京都千代田区のパレスホテル東京で行われ、本学テニス部の喜多美結(化学生命工学部2年)が優秀賞を受賞しました。
喜多は昨年10月にトルコ・アンタルヤで行われた世界デフテニス選手権大会に出場し、女子シングルスで優勝、同ダブルスでも準優勝を果たすなど、世界での活躍が高く評価されました。
「デフスポーツに目を向けて下さり涙が出た」と授賞式のスピーチで語った喜多。「子供たちに勇気を与えたい」と受賞が決まった昨年12月に本学スポーツ振興グループのインタビューに対して話していた喜多は、世界で活躍することで「何かしらデフスポーツに注目が集まるきっかけになれば」という想いを胸にテニス競技に打ち込んでいます。
喜多の活躍は世界的にも高く評価されており、2019年には国際オリンピック委員会公認のデフリンピック(主催・国際ろう者スポーツ委員会)がデフスポーツにおいて世界的に顕著な成績を収めたデフアスリートに贈られる「スポーツマン&スポーツウーマン・オブ・ザ・イヤー」(Sportsman and Sportswoman of the Year Award)に選ばれています。
1996年にスタートした同賞で日本人選手の受賞は、喜多の受賞が初の快挙となりました。
第4回パラスポーツ賞の受賞者たち(右から2番目が喜多、関西大学テニス部提供)
受賞スピーチを行う喜多(関西大学テニス部提供)
第4回パラスポーツ賞を受賞した喜多
【テニス部】世界デフ選手権で金メダルの喜多美結が「第4回日本パラスポーツ賞」で優秀賞受賞!
http://www.kansai-u.ac.jp/sports/news/detail.php?c=00719