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【アイススケート】USインターナショナルクラシックで宮原知子優勝「想像以上の点数が出た」

フィギュアスケートのUSインターナショナルクラシックがアメリカのソルトレイクシティーで現地9月21日に行われ、本学アイススケート部の宮原知子(文学部4年)がショートプログラム(SP)で74.16点、フリープログラム(FP)で130.14点、合計204.30点で今季初優勝しました。

2014年から全日本選手権4連覇をはじめ、2018年の平昌オリンピックでは4位、同年の世界選手権では3位になるなど常に世界で戦い続ける宮原に、USインターナショナルクラシックでの戦いぶりや、10月5日に埼玉で行われるジャパンオープン2019に日本代表として出場する意気込み、そして今後の目標などを聞きました。


――USインターナショナルクラシック優勝おめでとうございます

宮原知子(以下、宮原):
ありがとうございます。今シーズンの初戦だったので、まずどんな評価を得られるかということで、大きなグランプリシリーズの前に出る大会なんですけど、今年もUSインターナショナルに出場して、良かったところも悪かったところもたくさん課題が見つかったので、すごくいいスタートになったのかなと思います。

――見つかった課題とは?

宮原:
まず一つは、スピンやジャンプの技術面でもっと質を高めていかなくてはならないところと、(成功の)確率を高めていかなければならないというところ。もう一つは、演技が今シーズンから新しいものになったので、もっと滑り込まなくてはならないと感じました。

――新しい演技について

宮原:
毎年同じプログラムで滑る選手もいますが、ほとんどの選手が新しいプログラムを作って、新しいシーズンに挑みます。私も毎年新しいプログラムにしています。

――USインターナショナルクラシックのSPで2位に7点差を付けて首位に立った

宮原:
練習は良くなかったということはないんですけど、(本番)当日の練習はちょっと緊張が入って思ったようなジャンプが出来ていなかったんですけど、本番では結構いい感じにジャンプもはまって、自分が想像していた以上の点数が出たので、そこはうれしかったです。

――予想以上の点数が出せた要因は?

宮原:
今年はこれまでとはまったく異なる雰囲気のプログラムを作ったので、そういう新しい自分をしっかりと見せられたことが良かったのかなと思います。

――これまでとは異なるプログラムで新しい自分を出す

宮原:
最初は(プログラムの)曲と自分の動きがマッチしていないというところがあって、(自分の演技の)映像を見たりして感じていました。徐々に練習をしていく中でちょっと違う動きも出来るようになってきたことが良かったのかなと思います。
※注釈:宮原のSPの曲は、「Yalla」「Tabla and Percussion Solo」「Egyptian Disco」の3曲を組み合わせたエジプト調のヒップホップで、FPの曲は「シンドラーのリスト」。

――FPではジャンプの着氷でバランスを崩してしまった

宮原:
フリーの方は、自分の中ではぜんぜん良くなかったです。悔しい気持ちがあるんですけど、身体がぜんぜん動けてなかった中で、そのまま演技に入ってしまった感覚があったので、冷静に変に舞い上がることなく自分を見ることができたので良かったのかなと思います。

――これまで世界でずっと戦ってきて、余裕があるのでは?

宮原:
余裕はないですね(笑)。自分がどういう状況にいれば、良い演技が出来るかを頭に置きながら試合ができればいいなと思っています。今シーズンは特に、昨シーズンは気持ちが揺れて練習でよかったのに本番では悪いみたいなことが多かったので、それを次につなげられるようなシーズンにしたいと思っています。そういう部分でも、毎回自分を観察できればいいなと思います。

――今シーズンから新たにカナダ人コーチも加わった

宮原:
今までとは違う環境の中で練習をしてみて、自分を自立させたいという想いがありました。今までも(自分を)変えたいという思いはあったのですが、毎年結局あまり前に踏み出せずに終わっているなという感覚になっていて、それならば思い切って環境を変えてしまえばどうなるかということにチャレンジしたくて、思い切ってカナダに行ってみようと思いました。

――大会でも話題となった衣装へのこだわりは?

宮原:
試合の衣装はお任せしていますが、その前にあるアイスショーに出てそこで新しいプログラムで滑ったりするのですが、その時には自分で(衣装を)デザインして「こんな衣装を着たいな」と衣装さんにお願いすることもあります。

――さすがに自分で衣装までは作らないですよね?

宮原:
さすがにそこまではできないです(笑)。でも、(着たい衣装の)画を描いて「こんな感じがいいです」と伝えたりします。他の選手が着ていたこういう形の衣装がいいとか、そういうものを自分のアイデアに加えたりしますね。あとは、自分の滑る曲を聴いて「イメージはこんなのかな」と考えたりします。

――10月5日に日本代表としてジャパンオープン2019に出場する

宮原:
今回のジャパンオープンはフリーだけで競う大会で、USインターナショナルクラシックでフリー(の演技が)悔しかったので、フリーでのリベンジがしたいなと思っています。あとは、団体戦なので日本チームの一員としてしっかりと自分の演技をして、チームに迷惑をかけないように、チーム一丸となって頑張れたらいいなと思います。

――今シーズンの目標は?

宮原:
基本的なことになるのですが、自分が(練習で)やってきたことを試合でもやるということです。いつも試合になったらせっかく(練習では)良かったことが出来なかったりしたことが多かったので。「またあの部分がダメだった」ということがないように、毎回の試合できっちり演技をして、舞い上がってしまわずに冷静に試合できるようにしたいです。

――試合で舞い上がっているようには見せませんが・・・

宮原:
結構、緊張しーなので(笑)。せっかく練習でよかったのにということが結構あります。

――今シーズンのターゲットになる試合は?

宮原:
全日本選手権ではまたいい結果を残したいですし、世界選手権にも出場したいと思っているので、そこを目標にはしているんですけど、毎回の試合できっちりと自分の演技をすることが今の一番の目標です。

――最後に、応援してくださる方々にメッセージをお願いします。

宮原:
今シーズンは新しい自分が見せられるように、環境を変えたりいろんな練習をしてきたので、それをしっかりと本番で出せるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします。

USインターナショナルクラシックで今季初優勝を果たした宮原知子

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