【テニス】関西学生リーグ戦で女子は完全優勝で3連覇！男子は2位で全日本大学対抗王座へ
関西学生テニスリーグ戦の女子1部リーグ最終戦（第5戦）のシングルスの3試合が12日に江坂テニスセンターで行われ、本学テニス部は園田学園女子大学と対戦し、シングルス1で大野菜々子（社会学部3年）が5−7、7−5（試合打ち切り）、シングルス2で鎌田琴衣主将（社会学部4年）が6−4、6−1で、シングルス3で沈清河（法学部4年）が5−7、7−5、7−6（4）で園田学園女子大学を2−0で破り、前日に行われたダブルス2試合と合わせて関西大学が4−0で勝利し、3連覇を5戦全勝の完全優勝で飾りました。
本学テニス部は女子が関西地区第1代表で、男子が関西地区第2代表で10月9日から15日まで愛媛県総合運動公園で行われる全日本大学対抗テニス王座決定試合に出場します。
「最初から最後まで全力で頑張ってくれたチームメイトに感謝しています。男子も暑い中応援に駆けつけてきてくれてありがとう」とチャンピオンシップスピーチで感謝を述べた鎌田主将。「関東、関西に限らずどこの大学も強いと思っていますが、（全日本大学対抗王座では）その中で私たち関西大学が（初の）決勝の舞台に立つことをここに誓います。そして優勝することを誓います」。
優勝チームのみが許されるチャンピオンシップスピーチで鎌田主将の口からは出た言葉は“感謝”でした。「（試合に出ている）選手だけで勝つのが私的には嫌で、応援をする人たちと選手とマネジャーと全員で勝ちを取りにいこうと言い続けてきた」と鎌田主将はチームの一致団結を呼びかけ続けました。
優勝の行方を左右した第4戦の姫路大学戦（9日）は、関西大学にとって最もタフな試合となりましたが、メンバー外の選手からの応援がコート上で戦う選手たちを奮い立たせました。ダブルス1勝1敗で迎えたシングルス1で、大野（菜）は最終セットのタイブレークを戦いました。「最後のタイブレークの時も1ポイント、1ポイント全力ですごい（応援の）声を出してくれて、団体で戦う力というのを感じた。応援ってすごいなと実感した」と大野（菜）は、応援を力に変えてタイブレークを制して3連覇をグッと引き寄せました。
昨年まではダブルスが主戦場だった大野（菜）でしたが、3年生となった今年はシングルスプレイヤーとして大きく成長を見せています。「昨年の大学王座決定試合あたりからテニスに対する意識が高まった」と大野（菜）を評価する黒田哲也監督。今シーズンはプロも出場するワンランク上の大会にも積極的に挑戦し、「プロも選手や大学の強い選手と（試合を）やって、自分のスタイルが確立されてきた」と大野（菜）。着実に自力をつけた大野（菜）は春の関西学生トーナメントで準優勝、そして夏の同大会では見事に優勝するなど、関西学生ポイントランキング（シングルス）では1525ポイントで3位の鎌田主将を上回る1998ポイントで2位まで上昇させました。
シングルスで切磋琢磨する大野（菜）と鎌田主将は、今回のリーグ戦から初めてダブルスを組んでダブルス2を戦いました。「他大学のダブルス1よりもダブルス2の方がレベルは落ちるので、私たちが絶対に全部取ろうと思った」と鎌田主将。最終戦の園田学園女子大学戦でも第1セットを6−1で圧倒すると、第2セットはキープゲームが続いた第11ゲームで「鎌田さんに喝を入れられた」と話す大野（菜）の得意なボレーが決まってブレイクに成功。このセットを7−5で奪ってダブルス2でリーグ戦5戦全勝と強さを見せました。
全日本大学対抗テニス王座決定試合まで約1ヶ月。「このリーグで初めてペアを組んで日が浅い割には、試合を重ねるごとに良くなっていったので、あと1ヶ月でまだ伸びると思っている。しっかりと鎌田さんとお互いにアドバイスし合って、王座で一番いい状態にしたい」と大野（菜）は初の日本一へ余念がありません。
そして、3年連続で王座決定試合の準決勝で関東勢に敗れて悔し涙を飲んできた鎌田主将は改めて決意を語りました。
「決勝の舞台に立つというのは最低条件で、決勝の舞台に立ったら自分たちのやることをやるだけ。絶対に優勝して、大阪に帰って来たい」
関西学生リーグ戦3連覇を達成した本学テニス部女子
全日本大学王座決定試合に出場を決めた本学テニス部
黒田監督のアドバイスを聞く鎌田主将(左）と大野（右から2番目）
【動画】関西学生リーグ戦3連覇を達成したテニス部女子の鎌田主将と大野インタビュー
http://www.kansai-u.ac.jp/sports/media/IMG_A0912.MOV
