第48回関西学生サッカー選手権の準決勝が26日、ヤンマーフィールド長居で行われ、関西大学KAISERSは3−2で大阪経済大学を下して3年ぶり14回目の決勝進出を決めました。
決勝進出を決めたKAISERSは関西の第2代表以上が確定し、8月29日からヤンマースタジアム長居などで行われる第43回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントにシード校(1回戦免除)として出場することが決まりました。
KAISERSは30日午後2時から万博記念競技場(吹田市)で行われる決勝戦で、準決勝2試合目で延長PK戦で大阪体育大学に競り勝ったびわこ成蹊スポーツ大学と対戦します。KAISERSが決勝戦で勝てば、第45回(2016年)大会以来3年ぶり9回目の優勝となります。
なお、決勝戦の模様は「NHK・Eテレ(関西ローカル)」で生中継されます。
試合は13分に大阪経済大学に先制を許したKAISERSでしたが、30分に高橋晃平(総合情報学部4年)の一撃で同点に追いつくと、36分には再び高橋が頭で合わせて逆転ゴールを決めてKAISERSが勝ち越しに成功しました。
しかし、後半に入ると57分にPKを決められて同点に。KAISERSは防戦一方の苦しい時間が続きましたが何とかしのぎ、その嫌な雰囲気に終止符を打ったのは途中出場の松井修二(人間健康学部3年)でした。77分、この試合2得点の高橋からのパスを受けるとミドルから迷わず振り抜いて値千金の勝ち越し弾をねじ込んで勝負を決めました。
200名もの部員をまとめる牧野寛太主将(経済学部4年)は、「決勝までこられたのは(試合に)出ている選手だけでなくて、応援してくれる選手たちや大学の関係者があってのものだと思っている。その方々たちとともに決勝戦でもしっかりと勝って、関西王者として総理大臣杯に挑みたい」と必勝を誓いました。
KAISERSの総理大臣杯出場は2年ぶり18回目で、関西学生選手権準々決勝(22日)で阪南大学を2−1で破った時点で、総理大臣杯出場権を獲得していました。
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準決勝を戦ったKAISERSイレブン
KAISERS優勝へのキーマン(左から)黒川圭介、高橋晃平、牧野寛太主将、松井修二
準決勝後に報道陣の取材を受ける前田雅文監督(中央)