【高等部２年】ハワイ研修（B班）（10月27日）
2017.10.30
ハワイ研修B班2日目は、コース別研修の一日です。
この日（10月27日）はすがすがしく、実に“ハワイらしい”晴れた朝を迎えることができました。
ホテルのすぐ裏側は湾内で、波のない穏やかな海が広がっていました。
まずは朝食会場で、研修旅行委員の生徒から昨日の反省を踏まえ、時間のことや服装・マナーなどについての注意点が述べられました。こうした注意事項は、教員から伝えたものではなく、自分たちで考えたものです。研修旅行を通して、自立性が高まっているように感じました。
その後は、天文・海洋・火山・日系移民の4コースに分かれて体験をおこないました。
ところが、午後に差し掛かるころから雨がちとなり、雲や霧も出てきました。
「一年のうち300日雨が降る」と言われるハワイ島ヒロのことですからしかたありませんが、コースによっては若干の影響が出たところもあったようです。
①天文コース
4コースのうち、もっとも参加人数が多かったのが天文コースです。
午前はイミロア天文館で、火星の地質がハワイの土地に似ているという話や、探査プロジェクトの予備研究などの講義を受け、最新の天文学事情を聞きました。
続けて天文台の設置場所の選定基準がどうなっているか、地震や津波が地球全体に与える影響はどのようなものかなど、文章で読むだけではわかりにくいことなども、3Dのモデルで説明してもらい、天文学の幅広さについても学びました。その後はプラネタリウムで、星空についての知識も深めました。
いったんホテルに戻り、6時ごろには早めの夕食を済ませて、マウナケア州公立公園に向けて出発しました。
初めのうちは雲ばかりでまったく星が見えませんでしたが、晴れてほしいという祈りが通じたのか、バスが公園に到着したとたんに雲が晴れ、満天の星空を見ることができました。天の川や土星の輪を実際に見ることは、ほとんどの生徒にとって初めての経験で、いつまでもここにいたいという声が聞こえたほど、だれもが満足できたようです。
（360度カメラで生徒撮影）
②海洋コース
海洋コースは、海洋学についての講義を受け、ハワイの海の特徴などについて聞きました。また、ハワイで神聖な生き物とされるホヌ（海亀）を探したり、海の生物を観察したりして、理解を深めました。
その後はシュノーケリングで海に入り、生き物などを探しました。ハワイの海を満喫することができ、充実した一日になりました。
③火山コース
火山コースは、午前中にイミロア天文館で「すばる天文台」やハワイの自然についての講義のあと、キラウエア火山へ移動しました。
午前中は薄曇りが、午後からは雨に。しかし、地熱で蒸気が出ている所は80度以上あったり、溶岩の流れの跡や洞窟を歩いたりと貴重な体験ができました。ただ、火口を見ることができなかったことが残念でした。
④日系移民コース
日系移民コースは、Hawaii Japanese Center、Hamakua Plantation Museum、KTAスーパー、イミロア天文館に行きました。
ジャパニーズセンターでは Hiura氏から、数多くの移民の歴史を語る資料を見せていただき、説明を受けました。当時の人々の思いに胸詰まる体験でした。
さらに、ハマクワプランテーションミュージアムも、50年かけて集められ貴重な品々が溢れていました。ユーモア交えた説明に熱心に聞き入りました。
昼食は移民風弁当です。 ボリュームに驚き、食べきれませんでした。
その後、KTAスーパーという日系移民の方が立ち上げたスーパーを自由散策、一つ一つの量と大きさに驚き、楽しく買い物もしました。イミロア天文館では、充実した内容と説明に知的好奇心がくすぐられ、プラネタリウムも堪能しました。最後にカメハメハ大王と記念撮影し、満足の1日でした。
明日はクラス別ツアーの日です。
各クラスで事前に予定を組んだスポットを訪れ、ハワイ島を堪能します。
