「関大メディカルポリマー国際シンポジウム」を開催。プロジェクトの成果を世界へ発信しました。

  • 3. すべての人に健康と福祉を
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

  千里山キャンパスで24日・25日、「関大メディカルポリマー(KUMP)国際シンポジウム」を開催しました。

  KUMPとは、本学で開発された革新的医用高分子材料。「KU-SMART PROJECT」では、KUMPを基軸に、材料化学者、機械工学者および臨床医の3者が連携し、「人(患者と臨床医)に届く」医療器材を開発しています。2016年度に文部科学省私立大学研究ブランディング事業に選定されたこのプロジェクトは確かな歩みを続け、このたび事業期間の中間点を迎えました。

  今回のシンポジウムでは、KUMPを活用した未来医療の創出に向け、国内外の研究者が集結し、最先端の医用工学研究の取組みや成果を発表しました。

  1月24日の基調講演では、再生医療ならびにバイオマテリアルの権威である岡野光夫東京女子医科大学特任教授が、世界に先駆けて開発した日本初「細胞シート工学」について解説。細胞シートによるさまざまな治療例を紹介し、「現存する数々の問題を克服し、今後も細胞シート工学による再生医療の技術基盤の確立を目指したい」と述べました。

  続いて、本プロジェクトの代表を務める医工薬連携研究センター長で化学生命工学部の大矢裕一教授が、KUMPの概要紹介やプロジェクトの中間報告を行いました。また、大矢教授は、自身が研究しているメディカルポリマー(医用高分子材料)について説明。患者さんの肉体的・精神的・経済的負担を軽減することを目指すKUMPが持つ未来医療への可能性を示しました。

  2日間にわたり開催されたシンポジウムでは、学生によるポスターセッションも行われ、最優秀賞2名と優秀賞4名が選ばれました。

  関西大学は、今後も医療進歩のための革新的技術の開発に寄与するべく、KUMPを活用した医療器材の開発と人材育成に努めていきます。

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