帝人フロンティアとの共同開発製品「圧電組紐」を活用した新デバイスを第5回ウェアラブルEXPOに出展しています。

  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

  16日から東京ビッグサイトにて第5回ウェアラブルEXPOが開催されており、本学からも帝人フロンティア株式会社と共同開発した新たなウェアラブルセンシングデバイスを出展しています。(ブースNo.西ホールW14-8。会期は1月18日(金)まで)。

  本学システム理工学部の計測物性工学研究室(田實佳郎教授)と帝人フロンティア株式会社は、かねてより「圧電組紐」の共同開発を進めてきましたが、今回その形状の自由度と強靭性を生かし、強い衝撃がかかる箇所での直接測定が可能な新デバイスの開発に成功しました。

  「圧電組紐」とは、ポリ乳酸繊維を使用して圧電体を組紐状にしたウェアラブルセンサーで、形状の自由度と強靭性、さらには高いファッション性を有するという点を特長としています。同素材を活用して開発した今回の製品は、従来のウェアラブルデバイスが抱えていた、センサー自体の硬さや脆さから使用できる箇所が限定的であるという課題をクリアし、スポーツの現場での直接的な計測が難しかった箇所での正確なデータ収集を可能にしました。

  例えば、子ども向けのサッカーレッスン用シューズセンサーデバイス。これはシューズの外側に配置したセンサーによって、シューズがサッカーボールに与える衝撃力を、インサイドキックやインステップキック、アウトサイドキック、トゥキックなど、種別ごとの計測を可能にさせます。また、テニスラケットセンサーデバイスは、ボールに与える力をガットストリング1本ごとに直接計測することができます。

  いずれも単にセンシング機能を用具に取り付けたというものではなく、「センサーそのものをデザインの一部にする」というコンセプトを体現した高いファッション性も兼ね備えた一体型センサーです。展示場ではそのファッション性にもぜひ注目の上、IoT社会の未来を体感してください。
新デバイスの詳細(プレスリリース)

第5回ウェアラブルEXPOの詳細

ウェアラブルEXPO


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