KANSAI UNIVERSITY

KANDAI RIKEJO Engineering Science

わたしの進む道。

根気よく続けることが、結果につながる。
それはスポーツでも勉強でも同じこと。
医工学を究め、人の生命を救う技術者になりたい。

Volume07

Interview with MUTSUMI SHIMAKAWA

近年、理工系分野の学部・学科で学ぶ女子はますます、注目を集めています。
そんな理工系女子=“リケジョ”な彼女たちは、いま何を見つめ、どんな未来を思い描いているのか。
関西大学の理工系学部・文理融合学部で学ぶ“リケジョ”が、内に秘めたストーリーを語ります。

PERSON

医工学分野のプロフェッショナルになりたい。
アスリートとしても、自分を高めていく。

「手術を必要とする病気を治療できる医療機器を開発し、より多くの患者さんを救いたい」と使命感を持って語ってくれたのは、システム理工学部機械工学科の島川さん。幼い頃から続けている一輪車競技では、世界大会で入賞するほどの実力の持ち主です。これからの大学生活でも、研究に、スポーツに、多彩に活躍してくれそうです。

vol.07
  • MUTSUMI SHIMAKAWA
  • 島川 睦望
  • システム理工学部 機械工学科 1年次生
ADMISSION

さまざまな大学を訪れてたどり着いた「医工学」。いまは基礎を学ぶ実験三昧の日々を過ごす。

One today is worth two tomorrow.

高校1年からさまざまな大学のオープンキャンパスに参加しましたが、受験する学部は決めかねていました。そんな中、高校3年の夏に、ある大学の工学部を訪ねて医療機器に興味を持ち、「医工学」を学びたいと思うようになりました。医工学とは、工学の知識を医療に応用する学問分野です。例えば、船舶や航空の分野にも用いられる流体力学の知識を活用し、人間の体液が持つ力学的性質を解析して、医療機器の開発・改善に活かします。関西大学には、文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に選定された「KU-SMART PROJECT」があります。このプロジェクトでは、材料化学者、機械工学者、臨床医の間の垣根を取り払い、同じ目標を持って研究を進めていることを知り、システム理工学部機械工学科に進学しようと決めました。

現在、授業では、「4力」と呼ばれる分野(機械力学・熱力学・流体力学・材料力学)の基礎を理解するための実験を行い、2年次からの本格的な学びに備えています。実験で計測したデータはPCで処理するなどして利用し、レポートにまとめます。一連の課題は大変ですが、どれも技術者になるためには欠かせず、すべて医療機器の研究にもつながっていると考えるとやりがいがあります。

CAMPUS LIFE

周りから刺激を受けながら、女性研究者をめざす。一輪車競技では、もう一度世界へ。

Without haste, but without rest.

学科には、さまざまな夢を持つ友人や先輩がいて、刺激をもらっています。またイベント等も積極的に活用し、人脈を広げたり情報収集をしています。例えば学科で独自に開催している女子学生の交流会に参加したり、学会が主催する企業に勤める女性技術者の方との交流会に出席するなどしています。男子の友人から「なんで機械工学科に来たの?」と不思議がられるくらい女子の割合は少ないですが、女性ならではの視点もあると考えて、研究者をめざしています。

勉強以外にも、スポーツに打ち込んでいます。7歳から一輪車競技をはじめ、今まで続けてきました。高校生になってようやく本場静岡や関東などの大会で入賞するようになり、2018年夏の世界大会では、ソロ演技女子18歳の部で第5位となりました。一輪車競技はすぐに上達せず、試行錯誤しながら努力したことで結果がついてきました。忍耐力が強いられる点では勉強に通じるところがあると思います。現在は足を故障して手術を控えていますが、これも基礎を見つめ直す良い機会だと考えて、体づくりや演技構成の検討などに努めています。また一段とレベルアップして大会に復帰し、お客さんと一体感をつくれる演技ができればと思います。

Prospects for the Future

流体力学を学んで人体の解析に応用し、
「神の手」を再現する医療機器づくりに携わりたい。

将来は、流体力学を利用して人間の体液の流れを解析するなど、医療機器の開発・改善に役立つ研究をしていきたいです。現代の医療においては、国内でわずか数人の医師しか手術できない病気や怪我が少なくありません。医師自身の経験によって培われたわずかな手の感覚だけが頼りなのです。そのような熟練の技術を医療機器によって再現できれば、今より多くの患者さんを救うことができるかもしれません。私は医工学分野の研究で、手術を必要とする病気を治療できる医療機器の開発に貢献したいと考えています。

理工系学部をめざす方はぜひ、自分のやりたいことを見つけてください。それが受験に向けた日々の支えとなるだけでなく、大学に入ってからもかけがえのない財産になるはずです。特に技術者をめざす人にとっては、大学での勉強や研究の土台となります。すぐには結果が出ないかもしれません。それでも、諦めずに続ければ道は開けてきます。夢と自分を信じて頑張ってください。

※Rikejo/リケジョは、株式会社講談社の登録商標です。

※学年・所属は撮影当時のものです。

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