KANSAI UNIVERSITY

KANDAI RIKEJO Engineering Science

わたしの進む道。

帰国子女。それは、私の個性のひとつ。
仲間と切磋琢磨して私だけの価値を見つけ、
グローバルな舞台で建物や空間を設計したい。

Volume06

Interview with HITOMI OZAKI

近年、理工系分野の学部・学科で学ぶ女子はますます、注目を集めています。
そんな理工系女子=“リケジョ”な彼女たちは、いま何を見つめ、どんな未来を思い描いているのか。
関西大学の理工系学部・文理融合学部で学ぶ“リケジョ”が、内に秘めたストーリーを語ります。

vol.06
  • HITOMI OZAKI
  • 尾崎 瞳
  • 環境都市工学部 建築学科 3年次生
PERSON

個性的な人間が集まる面白い環境で
さまざまな角度から建築を見つめていく。

環境都市工学部建築学科に所属する尾崎さんは、学科には個性豊かな学生が多く集まっているといいます。授業では各自の建築デザインを見せ合い、周りと互いに意見を交わして新たな視点や価値観を身に付けている彼女。「大学生活は人に恵まれています」と、充実した環境で成長を続けています。

ADMISSION

日本にはない建築が新鮮に映り、惹かれた。これからは都市デザインを究めていきたい。

I have a dream today!

中学2年の頃に親の転勤でアメリカに渡り、高校3年まで在住していました。そこで日本と違う街並を目の当たりにして驚いたことを覚えています。例えば、私の住んでいたアリゾナ州では歩行人が目を傷めないよう白い外壁が条例で禁止されており、クリーム色や茶色といった色使いで街並が統一されていました。また、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトのアトリエを見学する機会があり、外部の自然と調和する建て方に惹かれて建築に興味を持ちはじめました。

高校卒業後は日本に戻ることになりました。ただ、日米で高校のカリキュラムが異なるため、帰国子女でも挑戦しやすい入試を調べました。関西大学の環境都市工学部建築学科でAO入試があることを知り、オープンキャンパスで建築学の講義を受けました。そこで、建築色彩研究のテーマに惹かれたのが進学のきっかけです。大学では実践的な学びが多く、2年次の授業では駅のホームをデザインし、鉄骨の枠組みを折り鶴に見立てて表現する模型を制作しました。屋根が崩れないよう強度を保つのに苦労しました。3年次生になった今は、街や都市の作り方とその中での建築の生かし方といった都市計画の分野に興味を持っています。

CAMPUS LIFE

海外での経験と日本での学びが、私だけの価値観を作っていく。

look at things different

環境都市工学部建築学科には個性的な人が多く、「帰国子女」も個性のひとつに過ぎないと感じています。それでも、アメリカでは多くの授業でプレゼンテーションの機会があったため、プレゼン力には周りからの定評があります。授業ではよく建築デザインなどの制作物を見せ合って意見交換しますが、その度に皆から私の常識を覆され、学びや発見が尽きません。例えば「広い空間を生かす」という私のアメリカ的な発想と、「限られた空間をうまく使う」という日本的な考え方が混ざり合って、新たなアイデアにつながります。性格も考え方もバラバラの人たちが建築という同じ分野に興味をもって勉強していることが不思議で面白いですね。

高校卒業後は日本に戻ることになりましたまた、英語力を生かし、大学の国際部で留学生の対応をしています。窓口対応のほか、文化交流のためにイベントを開催したり、学外でもサポートしたりしています。最近ではアジア圏からの留学生に付き添い梅田を案内して、とても喜ばれました。

Prospects for the Future

私の興味に国境は関係ない。
世界で活躍して、リケジョの可能性を広げたい。

アメリカで高校の同級生から「自分の考えていることを言わないと伝わらない」と指摘されたことで当時はカルチャーショックを受けました。そうした海外での経験から何事にも積極的になり、新しいことを知るのが好きになりました。夢は、世界中の建築や街を見て回ることです。大好きな建築の分野でこれからも見聞を広めていきたいと考えています。大学卒業後は設計士として、日本だけでなく世界の建築に携わりたいと思います。日本企業の海外支店か海外の企業に勤めたいと考えています。

建築学科は4人に1人が女子で、理工系の中では比較的多い割合だと思います。暮らしに大きくかかわる分野なので、女性の視点と男性の視点が違う場面もあり、男女一緒に勉強することでバランスのとれた考えがまとまるので面白いですね。理工系に進む女子が珍しくない時代になってきたからこそ、めざせる職業の種類も増えてくるでしょう。私たちの世代が活躍することで、次世代の理工系女子の選択肢がますます増えると思うので、これからも努力を続けていきます。

※Rikejo/リケジョは、株式会社講談社の登録商標です。

※学年・所属は撮影当時のものです。

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