KANSAI UNIVERSITY

KANDAI RIKEJO Engineering Science

わたしの進む道。

「面白い」と思える研究テーマに出会った。
海外で研究に打ち込む、貴重な経験もした。
楽しいからこそ、理工系で学んでいける。

Volume03

Interview with MAE ARAKAWA

近年、理工系分野の学部・学科で学ぶ女子はますます、注目を集めています。
そんな理工系女子=“リケジョ”な彼女たちは、いま何を見つめ、どんな未来を思い描いているのか。
関西大学の理工系学部・文理融合学部で学ぶ“リケジョ”が、内に秘めたストーリーを語ります。

PERSON

研究テーマも留学も、その時々の出会いを大切に。
「楽しい」と思えることを続けていきたい。

化学生命工学部 化学・物質工学科3年次生の荒川さんは、学科独自の留学プログラムに1期生として参加。「留学先のタイでは人に恵まれ、貴重な経験ができました」と目を輝かせて語ってくれました。そんな彼女からは、授業やプログラムを楽しみながら多くのものを得る大学生活の様子がうかがえました。

vol.03
  • MAE ARAKAWA
  • 荒川 真江
  • 化学生命工学部 化学・物質工学科 3年次生
ADMISSION

学ぶうちに、理工系の面白さに気付いた私。これから有機化学分野を究めていきます。

Trust your gut!

高校2年の文理選択で迷ったとき、就職の際に幅広い選択肢があるのではないかと思って理系を選びました。理系科目が得意というわけではなかったのですが、勉強を続けるうちに化学が面白いと感じるようになり、化学生命工学部に進学しました。数学は高校から苦手でしたが、大学では意外とついていけているので、理系科目が不得意な人でも理工系学部をめざして問題ないと思います。授業では物理化学、生物有機化学、量子化学など、「化学」という大きな学問分野を幅広い視点から学び、理解を深めています。また、化学英語という授業もあり、化合物の英語名が少しずつわかるようになってきました。海外の論文を読む際に役立っています。私は化学の中でも、有機化合物の製法や性質などについて研究をする有機化学に興味を持ち、4年次からは光・高分子化学研究室に所属し、有機物を用いた人工光合成システムの開発に携わる予定です。

CAMPUS LIFE

留学先の研究室では、かけがえのない出会いがありました。

Nothing changes if nothing changes.

化学・物質工学科では近年、グローバル化をめざして新しく留学プログラムが設けられました。私は友人と誘い合って3年次の夏に参加。タイの最高学府であるチュラロンコン大学で3ヶ月、研究室に滞在しました。現地で行っていたのは、有害な金属を検出するための化合物を合成する研究。工業廃水にはカドミウムなどの有害金属が多く含まれますが、それらを検出するには複雑な装置が必要で、大きなコストがかかります。そこでコスト削減のため、検出を簡素化するのに役立つ化合物を作成できないかを模索していました。研究テーマはかなり本格的で3ヶ月では完成には至りませんでしたが、試行錯誤する中で研究の進め方や器具の使い方などのノウハウを掴むことができたので、これからの研究活動に役立てていけると思います。また、留学先では人に恵まれていました。教授や研究室の先輩とは英語でのやり取りが中心でしたが、日本語も交えて丁寧に教えていただけました。特に留学した当初は、先輩方がつきっきりでサポートしてくださいましたし、おかげで楽しく研究に取り組めました。機会があれば再び留学し、お世話になった先生や先輩方に会いたいと思っています。

Prospects for the Future

研究テーマを選ぶときのポイントは、
「難しそう」ではなく「面白そう」。

4月から配属予定の光・高分子化学研究室では、人工光合成の研究に取り組もうと考えています。人工光合成とは、植物の光合成をまねて、光を集めてエネルギーに変換する技術のこと。まだ新しい研究開発分野で、実用化するには光の集め方や変換方法などの大きな課題があります。難しいテーマではありますが、このテーマを知ったときに「面白そう」と思った自分の感性を信じたいと思います。何事も好きな気持ちがないと続けていけないでしょうし、いずれにせよ研究に頭を悩ませるのならば、楽しみながら悩んでいきたいとも思うので。来年には大学院への進学を考えており、学部で1年、院で2年と、研究は3年間かけてじっくりと進めていくつもりです。私は小さいものを扱ったり細かい作業をしたりするのが好きなので、将来は“ものづくり”に携わって、大学で培った技術を活かしていきたいと考えています。普段は目にされないような小さなものを改良して、そこから社会を少しずつ良くしていければうれしいですね。

※Rikejo/リケジョは、株式会社講談社の登録商標です。

※学年・所属は撮影当時のものです。

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