KANSAI UNIVERSITY

KANDAI RIKEJO Engineering Science

わたしの進む道。

企業との共同研究から見えてくるものがある。
研究と向き合う中でいつも新しい発見があり、ワクワクする。
好奇心旺盛な私には、理工系が合っていると思う。

Volume02

Interview with YURI KATO

近年、理工系分野の学部・学科で学ぶ女子はますます、注目を集めています。
そんな理工系女子=“リケジョ”な彼女たちは、いま何を見つめ、どんな未来を思い描いているのか。
関西大学の理工系学部・文理融合学部で学ぶ“リケジョ”が、内に秘めたストーリーを語ります。

vol.02
  • YURI KATO
  • 加藤 優梨
  • 環境都市工学部 エネルギー・環境工学科 4年次生
PERSON

大学に入って、何事にも全力で取り組むと決めた。その信念は変えずに笑顔で研究を続けていきたい。

「知らないことを知るのが好きで、この環境が合っています」と笑顔で語る姿が印象的な、環境都市工学部エネルギー・環境工学科4年次生の加藤さん。所属するプロセスデザイン研究室では、総務として全体を取りまとめる役割もこなしながら、研究に取り組む多忙な日々を送っています。

ADMISSION

理工系はどの分野も面白く、奥が深い。私の研究も可能性にあふれています。

Make your own path!

高校では理工系学部をめざしている女子が周りに多くいたので、特にためらうことなく理工系に進みましたね。薬学や建築系などを含め幅広い分野を見てかなり迷いましたが、エネルギー系や、化学物質を生産するプラントの設計という分野も面白いと感じていまの学科を選びました。

現在は4年次で大学院進学を控えており、研究室に通う毎日を過ごしています。一口に理工系や環境・エネルギーといっても、その中で分かれている分野にはどれも面白いところがあり、研究室に入る段階ではどの分野を究めていくのかを決めきれないほどでした。悩んだ末に私が選んだのは、環境にやさしい新しい機能性材料の開発をめざす研究室。溶解度パラメータ(SP値)を用いて、どうすれば物質と物質が溶け合うのか(相溶性)について研究しています。SP値はものづくり全般に応用される、相溶性を評価するための新しい指標で、化学工業において素材選びや組み合わせ方を考える上で重要になります。去年の春から基礎研究をしてきて、いまは応用研究の段階。分子構造とSP値との関係を模索しています。大学院に進んでもこの研究室に残り、より本格的な研究を進めていくつもりです。

CAMPUS LIFE

平日は研究室で研究に取り組み、休日はアクティブに過ごして気分転換。

Every day is a new beginning.

研究室では、多くの企業と共同研究に取り組んでいます。SP班への相談内容は、企業が抱えている問題をSP値の概念を用いて解決できないか?というもの。この研究は企業の今後にもかかわっていて責任重大ですし、その数がとても多くて、それだけ私たちの研究が社会に求められていると実感できます。もちろん忙しいのですが、忙しさも含めて私にはこの環境が合っていると思います。研究室に所属する37人のうち女子は4人と少ないですが、皆自立した性格なので、男女分け隔てなく研究室全体でのつながりがあります。

プライベートでは、休日に家族と旅行に行ったり、趣味のクロスバイクに乗って遠出をしたりしています。クロスバイクは大阪から京都や淡路島にまで行くこともあり、結構本格的に楽しんでいます。景色を眺めていると良い気分転換になりますね。また、研究室の仲間と富士山に登ったこともありました。みんなと雲海を見下ろしながら日の出を見たときの感動をいまでも覚えています。

Prospects for the Future

“好き”が詰まった理工系のフィールドで、
自分の知識や技術を社会に役立てたい。

高校までは進路に悩んだ分、大学に入ってからは迷わずに、何事にも全力で取り組もうと決めました。1、2年次はさまざまな分野の講義を受講し、化学工学の分野の中で自分に合うものを探していきました。自分の向き不向きを最初から決めつけずに、まずは学んでみることを大切に過ごしていましたね。結局、自分に合うものが見つかったというよりは、苦手なものや合わないものが分かってきました。遠回りかもしれませんが、今後もさまざまな分野を勉強し、研究して、大学院を卒業するときには「これだ」というものを見つけたいと思います。これまでは、医者や建築家など、何かになりたい自分がいました。でもいまは、自分の得意なことで社会の役に立てるようになりたいと思っています。そのために必要な知識や技術を身につけるべく、日々新しいことに興味を持ち、挑戦を続けていきたいです。

理工系をめざしている女子の方にはぜひ、臆せずに自分のやりたいことをやってみてほしいですね。特に女子はさまざまな生き方を選べて、将来の道筋を立てるのが難しいのではないかと思います。それでもあきらめずに動いてみることで、道が開けてくるはずです。たとえ明確な夢を持っていなくても、面白いと思う気持ちを大切にすれば成長していけると思います。

※Rikejo/リケジョは、株式会社講談社の登録商標です。

※学年・所属は撮影当時のものです。

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