KANSAI UNIVERSITY

背景と目的

取組の背景

日本は現在、構造変化とグローバル化の渦中にあり、自律した個の確立、男女共同参画社会の推進、生涯学習の拡大などを通した、持続的で活力ある社会の実現が模索されています。そのために必要となるのが、世代・立場・性差を超えたコミュニケーションを基盤に、主体的に考え行動し、生涯学び続けていくことのできる人間、すなわち、〈考え、表現し、発信する力〉を備えた人間の育成です。

このような人材の育成を進めていくために、我々は、先進的な海外の取組を参考にしつつ、新しい支援体制を構築していかねばなりません。たとえば米国では、ライティングセンターが核となり、多様な学生支援を実践しています。日本でもこのような学生支援のシステムを構築し、効果的な教育を実現することによって、学士課程教育の質的転換を実現するとともに、社会から求められる〈考え、表現し、発信する力〉を備えた人材を育成していくことが可能となります。

関西大学と津田塾大学は、このような共通認識に立ち、それぞれの理念と方法に基づいたライティング支援に取り組んできました。本連携取組を通して、両大学が持つ個性と強みを融合させ、日本の大学教育の環境の中で有効に機能しうる「ライティング/キャリア支援システム」を構築していきます。

取組の目的

本連携取組では、ライティング/キャリア支援の整備によって実現される、以下の二つの大きな目的を設定しています。

  • ①主体的学びの確立による大学教育の質的転換
    ライティングセンターが授業カリキュラムと密接に連携し、個々の学生のニーズに対応したきめ細かいサポートを行うことによって、学生の主体的態度が促進され、学習時間の増加を促します。これによって、学士課程教育の質的転換が容易になります。
  • ②主体的に考えると同時にコミュニケーションを形成・深化しうる人材の育成
    ライティング/キャリア支援の充実により、〈考え、表現し、発信する力〉が培われ、社会に求められる多様な能力が育成されていきます。それは、学生のキャリア形成を促し、社会の中で主体的に考えると同時にコミュニケーションを形成・深化しうる人材の育成につながっていきます。