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センター紹介

関西大学心理臨床センターは、地域に開かれた心理カウンセリングルームです。関西大学 大学院心理学研究科の附属施設として開設されています。公認心理師や臨床心理士の資格をもつ教員や心理相談員が中心になって運営しています。心理相談員や大学院生が教員の指導のもと、心理カウンセリングを担当しています。「こころ」をより深く理解することによって、悩みを解消し、自分らしく生きることを支援しています。

センター長ごあいさつ

苦しみや悩みが起きると人は「自分だけがなぜ、こんなに苦しいのか」などと考えます。(カウンセリングを長年やっている私自身もそうです)。しかし、生きている限り、苦しみや悩みは誰にでも起こります。ところが、人生の失敗や苦労は、恥ずかしかったり、聴いてもらうのが申し訳なかったりして、誰にも言えないことも多いですね。また、そういう苦しみにどう対応したらいいか、というのは学校では教えてくれません。

カウンセラーは相談に来られた方のお話に耳を傾けます。ただ聴くだけです。しかし、ただ聴くということがどれほど深く難しいか、またどれほど豊かな時間を生み出すかを厳しい訓練を通じて知っているカウンセラーだからこそ、ただ聴くだけで人生が変化する対話がそこに生まれるのです。相談に来られた方は、そうした対話を通じて人生の苦しみに対する自分に合った受け身の取り方に自分自身で気づきます。
それがカウンセリングです。

関西大学心理臨床センター
センター長  中田 行重
(関西大学大学院心理学研究科教授)