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教育後援会からのお知らせ(2011年)

平成22年度学部卒業式が執り行われました

11/03/23

3月19日(土)、その前日まで厳しい寒波に見舞われた千里山キャンパスでしたが、卒業式当日は6240人の卒業生全員を温かく見送るかのように晴れ渡りました。

午前10時から法学部・商学部・政策創造学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部・工学部、午後2時から文学部・経済学部・社会学部・総合情報学部の式が挙行され、3月11日(金)に東日本を襲った震災をうけて被災地へ黙祷を捧げるなど、粛々と執り行われました。

また当日、関西大学教育後援会から卒業されるご子女の皆さんへ、「卒業証書ファイル」ならびに24金メッキ製の「ブックマーク(栞)」を心ばかりの卒業のお祝いとして贈呈させていただきました。記念になれば幸甚でございます。


ここに、卒業式に出席された保護者の方からいただいたメッセージをご紹介いたします。


「希望の笑顔」とならんことを  岡田 光司・保恵

卒業式は東日本大震災から9日目の3月19日に開かれました。
この日の某紙新聞朝刊は一面で「阪神大震災を超える戦後最悪の自然災害」と報じ、津波に襲われた被災地に黙祷を捧げる被災者の写真を大きく掲載していました。
被災地では多くの方がお亡くなりになり行方不明者が万人を超え福島第一原発周辺では高い放射線量が測定されています。
東日本では多数の大学が卒業式を中止しました。

そんなさなかの関西大学卒業式、開式を前にした大学構内は卒業式独特の晴れやかさが漂う中、ところどころで学生たちが声をからせながら被災者の方々への義援金・救援金を募っていました。

式は東日本大震災でお亡くなりになられた方への黙祷から始まりました。
卒業証書授与の後は楠見晴重学長の式辞です。
「大震災の苦難を被災者だけでなく関大人が私たち全てのものと受け止め、この困難を克服していくことを卒業生とともに誓う」と宣言されました。

その同じ新聞の社会面には笑顔の子どもたちの写真が一枚大きく載っていました。
岩手・宮古市立愛宕小学校の卒業式で13人の子どもたちが被災者や救援活動の消防団員さんらのアーチに祝福されて巣立っていく姿です。
子どもらの笑顔は被災地を復興へと導くまさに「希望の笑顔」でした。

そして同じく卒業式を迎えた関西大学。
式を終えた卒業生らは朗らかな笑み。
友人らと互いに卒業を祝い、将来の夢を語っているのでしょう。
未曾有の大震災の復興は日本全部の力を集めないとなしえません。
楠見学長の誓いどおり彼らが経済、学術・科学、文化・芸術などあらゆる面から日本を支え災害を克服していく力になることを願わずにはいられません。
若人の笑みが被災地の子らと同じく「希望の笑顔」とならんことを信じて。
(法学部卒業生の父および母)

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