1. TOP >
  2. 教育後援会からのお知らせ(2009年) >
  3. 「平成21年度飛鳥史学文学講座」開講式と第1講を開催

教育後援会からのお知らせ(2009年)

「平成21年度飛鳥史学文学講座」開講式と第1講を開催

09/04/16

4月12日(日)、万葉の歌にも詠まれているように、可憐なすみれ、棚田の菜の花、蓮華畑に迎えられながら、13時から明日香村中央公民館にて、平成21年度飛鳥史学文学講座の開講式と第1講「正倉宝物の源流をさぐる―動物文様の系譜―」を行いました。
当日は150人の受講生の皆さんが集まり、まず、本学と地域連携協定を結んでいる明日香村の関義清村長からご挨拶をいただきました。関村長はその中で、関西大学名誉教授の網干善教先生と学生たちが昭和47年に発見した高松塚古墳壁画をきっかけにこの講座が始まったことや、この講座が関西大学の教育方針の一つであった「開かれた大学」構想の理念をいち早く実践したものであったことなどを述べられました。
続いて、学校法人関西大学の森本靖一郎理事・相談役からご挨拶をいただき、35年前にこの講座を始めた頃、定員200人のところに500人の受講希望者が殺到し、その中には関東、四国、九州といった遠隔地の方がたもおられたことや、徹夜をしてガリ版の手刷りで講演のレジュメを準備したことなど、ご自身が教育後援会幹事長であった頃のエピソードを交えて述べられました。
開講式に引き続き、「シルクロードの終着駅」といわれている正倉院にある宝物について、高橋隆博文学部教授による第1講が行われました。受講生の皆さんは20ページにわたるレジュメを見ながら、高橋先生の<天翔ける馬>のお話を2時間にわたり、熱心に聞き入っていました。
次回、飛鳥史学文学講座の第2講は5月10日(日)、今回同様、明日香村中央公民館で開催されます。講師は西本昌弘文学部教授で「飛鳥の吐火羅人」と題して講演される予定です。たくさんの受講される方のお越しをお待ち申しております。

ホームページで「平成21年度 第35回(35年目) 飛鳥史学文学講座」の日程等の詳細を案内しておりますのでご参照ください。→飛鳥史学文学講座案内

2009_0415.JPG

教育後援会からのお知らせ