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最新情報

研究部門別発表会(第58回)を開催しました。

 2019年4月25日(木)、関西大学千里山キャンパスに於いて、I(情報・通信・電子)研究部門による研究部門別発表会(第58回)を開催いたしました。
 当日は、東京農工大学 グローバルイノベーション研究院 教授 田中 聡久氏、本学システム理工学部 村中 徳明 教授による講演が行われ、多数の方々にご参加いただきました。

【講演①】
   「脳研究の最近のトピック」
           東京農工大学 グローバルイノベーション研究院 教授 田中 聡久 氏
[概要]
 本講演では、脳波を計測することで、知っている音楽とそうでない音楽で脳の反応に違いあることを発見する至る実験の方法、また、解析の方法と結果について解説し、聞いている曲に対する脳の反応をどの様に計測するのか、さらには信号処理や機械学習が脳機能の解析に重要な役割を果たしていることを説明しました。

【講演②】
   「色相差による視覚刺激の脳への影響」
             システム理工学部 電気電子情報工学科 教授 村中 徳明
[概要]
 長時間のディスプレイ画面の注視が視覚に与える刺激は、視力低下や色覚異常などの障害を引き起こすことが報告されています。また、色が視覚刺激に及ぼす影響について多くの研究が行われていますが、2つ以上の色を用いた配色の違いによる視覚への刺激は、一部の主観的評価実験に留まっています。そこで、視覚による刺激は脳によって処理されるため、脳活動を視覚刺激の生理的な指標として計測することは可能であると考え、パターンリバーサル刺激の配色による色相差が視覚刺激にどのような影響を与えるか、脳の賦活量を計測する客観的評価実験を行った結果について講演を行いました。


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