関西大学のスポーツ史

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フィギュアスケート 大川久美子

 昭和41年、2月5日、イタリアのセストリエールで行われた第4回ユニバーシアード冬季大会の開会式で、フィギュアスケートの大川久美子(当時商学部2年次生・昭43学1商、現姓・佐藤)は日本選手団の旗手を務めた。このとき、大川は銀メダルに輝き、男子フィギュア、佐藤信夫の金メダルとあわせ、「一大学メダル2個」という、ユニバーシアード始まって以来の珍しい記録を立てた。2年後の1月、第5回冬季ユニバーシアードでは史上最高の30カ国が参加する中、金メダルを獲得、初優勝を飾った。同年の昭和43年2月6日に開幕したグルノーブルオリンピックでは8位となる。
 大川は中学、高校時代から将来を嘱目された。本学在学中も連続して世界フィギュア選手権に出場、さらに国内フィギュア三大タイトル(全日本選手権、全国フリースケーティング大会、全日本学生氷上選手権)を手中におさめ、3冠を達成するなど、大川時代を築いた。

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