中山 幸市

(1900〜1968)

校友 評議員 太平グループ代表

明治33年(1900)12月5日岡山県に生れる。
大正10年、関西大学専門部商科に入学。 目標とした大学への進学を果たす。大正13年、 卒業して神戸高等商船学校の実務指導教師となったが、 すぐに商業練習学校(夜間)の教師に転じた。
 昭和5年、関西電話建物を創業。3年後には、東京に進出するほどに発展した。しかし大正12年に理由あって会社を退き、新会社日華貿易をを神戸に創業。その後、昭和17年、日本電建に戻ったが、終戦間ぎわに新事業で社長と意見の相違から再び会社を去る。
 昭和25年、 太平住宅を創業し、本格的に活動をはじめ、昭和28年には太平火災を創業。住宅と火災保険の関係などを解き、中山イズムの基盤を確立。
 昭和34年、それを研究論文にまとめて母校に提出し、「経済学博士」の学位を取得。昭和37年以降、ビル清掃・レコード・観光・映画・出版等の関連会社10数社を創業。太平グループの代表となった。
 この間、昭和31年から本学法人評議員に選ばれ、連続4期勤め、母校の発展に貢献した。昭和43年(1968)10月27日没した。67歳