中務  平吉

(1885〜1976)

推薦校友 評議員会議長 弁護士

明治18年(1885)4月1日岡山県に生れる。
明治42年に関西大学専門部法律学科入学。2年修了し中央大学専門部3年に転校、明治45年、優秀な成績で卒業した。
 大正2年、弁護士試験に合格、大正3年に大阪弁護士会に登録、開業。民事弁護士として企業の顧問弁護士を務める傍ら、 昭和13年以来、調停委員を引き受け、昭和22年大阪控訴院長表彰を受けた。更に昭和38年、藍綬褒章を受けた。
 また大阪弁護士会では、 昭和3年、副会長に選ばれ、昭和20年、会長に推され、日弁連常務理事、大阪控訴院管内弁護士連合会理事長を兼ね、 昭和24年から2年間、懲戒委員長を務めた。
 弁護士としての功労により、 昭和37年、 最高裁判所長官表彰、昭和41年、勲四等旭日小綬章を受けた。昭和22年から校友会大阪支部長、同常議員会と評議員会(代議員会の前身)両議長及び法人協議員。 昭和27年、学校法人に改組の第1期評議員会議長に就任、本学発展に尽力した。
 昭和34年、関大大阪倶楽部理事長に推され、昭和46年まで務めた。その間校友会顧問、関西大学顧問に推され本学の長老的存在だった。昭和51年(1976)1月11日没した。90歳