新町  徳之

(1876〜1945)

教授 国文学

明治9年(1876)9月14日山口県に生れる。
明治30年、東京の哲学館(東洋大学の前身) 教育学部卒業。明治38年、京都府立第一高女教諭となり、大正3年、台湾総督府中学校教諭に転じ、大正6年に退官。大正11年、高等教員日本史及び東洋史の検定合格。 同年6月高等教員検定漢文科合格。
 大正13年、関西大学予科講師となり国語担任。大正15年樟蔭女専教授就任。 ついで昭和4年に関西大学教授になり、学部・予科並びに専門部兼任。同年8月、 河村信一教授と共に海外協会の学生を引率して南洋見学の帰途、かっての勤務地台北で校友会台湾支部設立を見た。昭和7年以降専門部国語科主任、昭和11年から12年まで法文学部長を務め、 その間、数次にわたり中国見学を実施したほか、日本に於ける東洋哲学倫理思想史の現状調査を精力的に実施した。昭和13年、定年退職後は非常勤講師として東洋哲学、倫理学、思想史を担当。昭和15年には樟蔭女専教授に復帰したが、昭和20年(1945)7月23日没した。68歳