志方 鍛

(1857〜1931)

創立者 講師 司法官

安政4年(1857)5月9日、埼玉県に生れる。
明治9年、司法省法学校(2期生)に入り、明治17年、卒業。同年7月、大阪始審裁判所判事補に任じて来阪、関西法律学校創立のことにあずかる。
 明治19年11月、奈良支庁詰となり、ついで京都始審裁判所に転任。明治24年9月、大阪地方裁判所部長判事、ついで大阪控訴院判事となり、明治27年11月、東京控訴院に転ずるまで本校講師として教鞭をとる。
 その後、甲府地方裁判所長、千葉地方裁判所長、大審院判事、広島控訴院長を歴任して大正10年に退官する。蘇東坡の詩を愛する文人肌の人物で、『恕堂遺稿』と題する詩集一巻がある。昭和6年(1931)1月21日、東京にて没した。73歳