北村  徳太郎

(1886〜1968)

推薦校友 実業家 政治家

明治19年(1886)5月9日京都市に生れる。
明治40年北浜銀行に入社、その間、 関西大学専門部に籍を置く。 大正4年同銀行を退職。播磨造船所に入社、のち支配人となる。
 大正8年、神戸製鋼所主事、大正10年、佐世保出張所長、大正12年、佐世保商業銀行常務取締役などを歴任。 昭和6年、 佐世保商業銀行頭取となる。
 昭和12年、佐世保商業会議所会頭、昭和14年、親和銀行創立に参画し、昭和18年には、頭取となった。
 戦後、昭和21年、衆議院選挙に出馬し初当選。昭和22年、片山内閣の運輸大臣、昭和23年、芦田内閣の大蔵大臣を務めた。
 進歩的な政治家として知られ、昭和30年以降はたびたびソ連を訪問。日ソ貿易の拡大に尽力した。 昭和33年、日ソ通商使節団長、昭和38年、第2次訪ソ日本経済使節団長として訪ソした。
 昭和41年 第1回日ソ経済合同委員会議長を務めた。昭和22年、推薦校友に推され、機会あるごとに記念講演会などで来学した。
 昭和43年(1968)11月15日没した。82歳