神宅  賀寿恵

(1893〜1964)

校友 理事長 弁護士

明治26年(1893)8月22日徳島市に生れる。
大正元年、関西大学専門部法律科に入学、在学中は吉田八十綱法律事務所の書生として勤めた。
 大正4年、 同校を卒業。大正7年、弁護士試験に合格。柿崎欽吾法律事務所に勤める。大正11年、本学海外留学生として民法研究のためドイツ・フランスに留学。大正14年、帰国、本学専門部講師となる。
 大正13年、柿崎欽吾の没後、その法律事務所を継承した。昭和7年、大阪弁護士会副会長に就任。 昭和19年、 本学協議員に推された。昭和23年、 本学講師を辞任。 昭和24年から25年にかけて日本弁護士連合会監事、理事を務めた。
 また昭和22年、 大阪市公安委員に選ばれ、 昭和26年から委員長を2期務め、昭和30年、法改正により大阪府公安委員に再選された。
 しばらく母校を離れていたが、昭和31年、再び法人評議員に推され、理事にに選ばれたのち、昭和34年には理事長に就任。その間、工学部管理工学科の増設、第4学舎と学生会館の建設、名神高速道路学内通過問題等、母校発展のために尽力した。
 昭和39年(1964)11月2日没した。71歳