岡野  留次郎

(1891〜1979)

第18・21代学長

明治24年(1891)4月10日和歌山県橋本に生れる。大正2年、広島高等師範学校を卒業し、京都帝国大学文科大学哲学科に入学、大正5年に卒業。直ちに大学院に進む。
 大正8年、旅順工科学堂を振出しに松山高等学校・大阪高等学校の教授を歴任。昭和3年、文部省の在外研究員として哲学研究のため約1年間欧米に留学。帰国後、昭和10年、台北帝国大学の教授となり、昭和17年、同大学の文政学部長を務めた。
 昭和21年、関西大学講師となり、昭和23年、教授に就任。昭和25年、福島四郎学長(事務代行)の後を受けて、学長に就任。更に昭和33年、岩崎卯一学長の後を受けて、再び学長に就任した。昭和37年、定年で退職したあと、名誉教授の称号をうけた。退職後、甲南大学の教授となる。昭和54年(1979)11月25日没した。88歳。自叙伝「わが信仰と模索の生涯」がある