岡野  衛士

(1898〜1976)

校友 理事 大阪証券取引所理事長

明治31年(1898)10月8日山口市に生れる。大正8年、広島の修道中学校を卒業し、同年9月、関西大学専門部法律学科に入学。翌年3月、大阪株式取引所に入所し、昼間は仕事に夜は勉学を続け、大正11年、同校を卒業、昭和18年全国の取引所が統合され、日本証券取引所が開設され理事に就任。
 戦後昭和22年、再開に備えて設立準備委員会が発足し委員に就任。 昭和24年、 大阪証券取引所設立、 理事に選任された。 昭和25年、 視察団員として渡米。昭和30年、大阪証券取引所理事長に就任。その間、 昭和27年に大証にコンピュータを導入するなど戦後の大証復興に尽力した。
  昭和37年大証理事長退任と共に大阪証券会館を設立、初代社長に就任。母校との関係は、昭和31年、法人評議員に選ばれた時に始まる。昭和35年に監事となり、更に昭和37年には理事に就任。昭和43年まで大学経営の一翼を担った。また、昭和37年校友会会長に選ばれ、昭和41年まで2期5年間勤めた。昭和51年(1976)8月25日没した。77歳