大島  鎌吉

(1908〜1985)

校友 陸上選手 JOC名誉委員

明治41年(1908)11月10日金沢市に生れる。金沢商時代に極東選手権大会に出場し、 三段跳で銀メダルを獲得。大学在学中にロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得。昭和9年、関西大学法文学部法律学科を卒業。直ちに毎日新聞社に入社、運動部記者となる。
 同年9月日米対抗陸上競技大会で15・82mの世界記録を樹立。昭和11年、ベルリン五輪では選手団の主将を務め入賞。その後も、特派員記者兼選手団役員として海外遠征で活躍。
 戦後は、日本オリンピック委員会(JOC)常任委員、日本体協理事・国民体力つくり協会理事などを歴任。昭和38年、毎日新聞社を定年退職。昭和39年10月の東京五輪では強化対策本部長、日本選手団団長を務めた。昭和40年、大阪体育大学副学長に迎えられ、 社会体育の普及に尽力。 昭和43年、本学法人評議員に推された。
 昭和59年、大阪体育大学名誉教授の称号を受ける。同年10月本学法人顧問となる。その間、 昭和58年には、「0PTの集い・21世紀の仲間づくりとスポーツを考える会」を主宰するなど、スポーツを通じて世界平和を提唱。昭和60年(1985)3月30日没した。76歳