大小嶋  真二

(1899〜1979)

教授 哲学

明治32年(1899)5月15日大阪市東区に生れる。堺中学から北海道帝国大学に入学したが、1年後には東京帝国大学に転じ、大正14年、同大学文学部哲学科を卒業、直ちに大学院に進む。のち帰阪し、昭和2年、東商業学校の教諭となったが、同年8月には山口師範学校の講師に転じた。
  しかし昭和4年には講師を辞めて、 再び京都帝国大学大学院に進む。 翌5年からドイツに留学し、フッサール、ハイデッガーらの教えを受けた。
 帰国後、昭和9年、関西大学講師に迎えられ、昭和11年、教授に昇任。その後、昭和19年には予科長となり、戦後は文学部長、図書館長、法人理事などを歴任。昭和45年、 定年退職。 同年4月に本学名誉教授の称号を受けた。専攻はキェルケゴール。クスリチャンで、本学哲学科の基礎を築いた。
 昭和54年(1979)12月20日没した。80歳