水上 長次郎

(1857〜1936)

第2代校長(代理) 司法官

安政4年(1857)12月27日、滋賀県に生れる。
司法省法学校(2期生)卒業。明治19年、徳島始審裁判所判事から大阪始審裁判所に転じ、明治21年から本校講師となり、民法証拠編等を講ずる。明治22年から23年まで本校2代目の校長(代理)となり、同年9月に挙行された第1回卒業式には校長として祝辞を述べる。
 その後、京都地方裁判所(部長)、岐阜地方裁判所長を経て、明治31年、大阪地方裁判所検事正として再び来阪。本校講師兼教務評議員となったが、明治34年、広島控訴院検事長に転出。一時欧米に出張するが、帰国後、さらに長崎、大阪の控訴院検事長を経て大正2年、名古屋控訴院長に進み、さらに大阪控訴院長となり、大正10年に退官する。その後、貴族院勅撰議員となるが、昭和11年(1936)4月6日、東京で没した。78歳