矢口 孝次郎

第22代学長

1959(昭和34)年8月1日~1962(昭和37)年7月31日

明治36年(1903)10月4日松本市に生れる。 松本商業学校から東京商科大学に進む。昭和2年に同大学を卒業。昭和3年、関西大学専任講師に就任、助教授を経て昭和9年、教授となった。 以来、専門部生徒主事、経済学部長、短期大学部長、関西工業専門学校長(事務取扱)、 大学院部長等を歴任した。 その後、経済政治研究所長となり、昭和34年、 岡野学長の後を受けて学長に就任。 学界では、 昭和12年社会経済史学会の評議員に選ばれ、 理事、 常務理事を歴任。 昭和25年には日本西洋史学会評議員を務めるなど学会の発展に尽くした。 さらに、日本学術会議の会員として第4・6・7・8期に推された。また文部省(現・文部科学省)の学術奨励審議会専門委員、国際学術交流委員会委員などを委嘱され、 大阪弁護士会の資格審査委員会委員、吹田市の特別職報酬等審議会委員、 関西空港調査会理事等、数多くの公職にも就いた。 昭和49年、本学を定年退職後は大阪商業大学教授となる。 昭和53年(1978)11月12日没した。75歳