収蔵資料

HOME 収蔵資料 01 創立期(1886前後) 詳細

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 創立者の一人、大島貞敏の胸像である。大島は、関西法律学校が創立されたとき、大阪始審裁判所長の職にあり、本校に三人存在した名誉校員の一人である。
 この胸像は、大島貞敏の子息である重義の依頼で、大正8年(1919)に彫刻家の藤川勇造(1883〜1935)が製作した。藤川は明治41年(1908)、東京美術学校彫刻科を卒業後、フランスに渡ってアカデミー・ジュリアンに入学、1910年ごろ、晩年のロダンの助手となった。大正5年(1916)に帰国し、二科会の彫刻部で指導的役割を果たす。代表作に『シュザンヌ』(東京国立博物館)、『ブロンド』(東京国立近代美術館)などがある。
(大島直義氏寄贈)