住吉大社
石燈籠マップ

大阪市住吉区の住吉大社は、古くから海の神、和歌・文学の神として人びとの信仰を集めてきました。
境内と周辺の参道には、江戸時代から現代にいたる634基の石燈籠が並んでいます。
寛永21年(1644)のものが一番古いため、歴史としては比較的新しいものですが、
石燈籠の竿や台座の部分に刻まれた銘文には、北は松前(北海道)から南は薩摩(鹿児島県)まで、
全国各地の廻船問屋やさまざまな業種の仲間たちが共同で石燈籠を寄進したことが刻まれています。
これらは造立当時のままのものもあれば、風化や倒壊によって後継者たちが修繕や再建をしたものがあります。
これらの石燈籠の中から特徴的なものを選び出して、イラストマップと解説文で紹介します。

この石燈籠の調査とイラストマップの作成は、
2015年度 サントリー文化財団「地域文化に関するグループ研究助成」、 研究テーマ「住吉大社を中心とする大阪文化の伝播と境内景観の復元」と、
2016年度 サントリー文化財団「人文科学、社会科学に関する学際的グループ研究助成」、 研究テーマ「住吉大社境内の石燈籠からみた大阪文化の伝播」
の研究成果の一部です。

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