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人間健康学部が元阪神タイガース・赤星憲広客員教授による講演会を開催しました。

堺キャンパスで5日、人間健康学部が新入生歓迎特別行事の一環として、元阪神タイガースで野球解説者の赤星憲広客員教授による講演会を開催しました。目を輝かせながら聴講した約350人の新入生らは、盗塁王として活躍したスピードスターの軽快なトークに酔いしれました。

赤星氏は、現役時代に盗塁した数の車椅子を病院・施設に寄贈する活動を開始。引退後も「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」を立ち上げ、募金やチャリティ活動を通してその活動を継続されています。また、同活動の趣旨に賛同するプロ野球選手たちとともに、地方自治体と協力してマラソン大会を開催し、スポーツを通じてチャリティの輪を広げようと尽力されています。「スポーツ」「健康」「福祉」などをテーマにした教育・研究に取り組む人間健康学部にとって、赤星氏の経験は大変有意義なものであり、まさに適任ということで2017年度の同学部客員教授に就任されました。

思っている以上の近距離で若者たちの視線を一斉に浴びた赤星氏は「野球引退後において、1、2を争うくらい緊張した」と戸惑いをみせながらも、自身の思いを学生一人ひとりに届けるように丁寧に語り始めました。「二度と戻りたくない」と毎日ハードな練習に明け暮れた大学時代。プロでの成功体験。車椅子の寄贈活動を始めたきっかけ。ボランティア活動を通して感じた日本社会の課題。具体的なエピソードを紹介しながら、ありのままの自分を包み隠さずさらけ出す赤星氏の話に、最初はどこかそわそわしていた学生たちも、いつしか食い入るように真剣な眼差しを向け始めました。

「体格で劣る自分がプロの世界で生き抜くために何が必要か。自分は盗塁を武器にしてきたが、決してプロ選手のなかで一番足が速かったわけではない。相手の配球パターンなどあらゆる情報・状況を分析し、どのタイミングなら成功確率が上がるのか。データ研究を重ねる"準備"こそが活躍できた理由」と赤星氏は話します。講演のキーワードとなったこの"準備"に対する姿勢は、高校時代に二度出場した甲子園での苦い経験から生まれたそう。「失敗には必ず理由がある。準備不足を猛反省した」と当時を振り返った赤星氏は、学生たちにも「失敗を数多くしてほしい。失敗が多い人のほうが成功につながる。大学4年間は成功への準備をする大切な時間」と、目標に向けた頑張りを後押ししました。

ボランティアの話題では、プロ野球界をはじめ、徐々に社会におけるボランティアの輪が広がってきている現状に触れながらも、「さらなる広がりを見せるためにも、若い世代にもっと積極的に取り組んでもらいたい。大学で学ぶことはたくさんあるだろうが、こうしたことにも興味をもってほしい」と、学生らに要求する場面も。また、スポーツに打ち込む学生たちには、「ぜひ他の競技の選手と話をしてみて」とアドバイス。「競技は違えど必ず参考になるものがある。それらが自身の引き出しとなり、武器となる。全国各地からいろんな人が集まるのが大学という場所。そうした環境をぜひ有効活用してほしい」とつづけました。

「いつかは監督やコーチとしてプロ野球の世界に戻りたい」「2020年の東京パラリンピックにつながる福祉活動に取り組んでいきたい」とますますの意欲を見せる赤星氏の背中を追うように、学生たちは"準備"と"引き出しを持つ大切さ"をしっかりと胸に刻み、それぞれの目標達成に向けたスタートラインに立ちました。

赤星客員教授講演会
赤星客員教授講演会
赤星客員教授講演会
赤星客員教授講演会
赤星客員教授講演会

2017/04/10/ 10:00 UP

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