研究員の新著紹介
関西大学マイノリティ研究センター客員研究員の辻雄一郎氏が2011年9月30日に新著『情報化社会の表現の自由―電脳世界への憲法学の視座』(日本評論社)をご出版されたので、紹介致します。
【要旨】
(日本評論社ホームページからhttp://www.nippyo.co.jp/book/5715.html)
情報流通の急速な拡大をふまえ、憲法学の表現の自由の原理・理念の今日的な意義を、米国の裁判例と理論に依拠して考察する。
【目次】
はしがき
第1章 情報化社会における表現の自由を考える意味
第2章 プロバイダ責任制限法についての憲法学的考察
第3章 P2Pの憲法学的考察
第4章 デジタル時代のメディアモデルと憲法学の考察
第5章 情報プライバシーを考えるための米国連邦憲法修正九条の考察
第6章 ネット上の不特定多数者に対する情報発信についての
ブランデンバーグテストの批判的考察
第7章 児童ポルノとわいせつ規制に関する若干の憲法学的考察
第8章 選挙活動と表現の自由に関する考察
―2010年シティズンユナイテッド判決を中心に