KANSAI UNIVERSITY
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教育内容

演習・講座の紹介

民法V

 この科目では、法学未修者コース1年次秋学期に、民法財産法のうち、「不法行為・事務管理・不当利得」の分野を講義します。
 債権の発生原因としては、1年次春学期に、「契約」により成立する「債権・債務」に関する事柄や債務が履行されない場合の損害賠償について学習しますが、不法行為など3つの場合は、契約の場合とは異なり、合意ではなく、民法の規定により債権が発生しますので、「法定債権関係」と総称されます。なかでも、「不法行為」は、突発的な事故などで損害を被った場合にその損害賠償を加害者に対して請求する場合の根拠となる制度ですから、薬害、公害、交通事故、暴力事件など、報道に現れる民事事件は、ほとんどがこの不法行為絡みだといっても過言ではないように思います。
 講義では、特にこの不法行為に時間を割いて、どのような要件を満たせば、いかなる救済を求めることができるのかを、できるだけわかりやすく、かつ高度な水準まで解説します。とりわけ、不法行為の部分は条文数が少なく、これまで集積された判例準則を十分に理解することが重要となりますので、判例を丹念に読む機会を多くし、また、問題を解く際にどのような構成で論じ、それを文章に表せばいいのかという点にも言及しつつ講義を行います。

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民事訴訟法

 民事訴訟法は、民法や商法等の実体法において定められている権利・義務をめぐる紛争を解決するための裁判手続について規律している法律です。一面で、実体権の実現を目的とするという「実践的な要請」を担うものであるとともに、他面で、適正な紛争解決のための手続権の保障という「理論的な支え」を不可欠としています。したがって、民事訴訟法の学習においては、こうした実践的な手続過程を段階的に理解することにとどまらず、公正な手続運営を行うために必要な手続諸原則を理論的に考察することも重要な課題となります。また、こうしたことを反映して、法科大学院における必須科目として位置づけられており、講義科目全体において占める比重も大きな存在です。私が担当する民事訴訟法および民事訴訟法発展講義では、こうした諸点に配慮して、理論的でありながら、かつ、わかりやすい講義を目指します。

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民事訴訟実務の基礎

 この科目は、民事訴訟手続について、具体的な事例に基づいて、その基本的な手続を学ぶとともに、紛争類型ごとに、民法が紛争解決のためにどのように適用されるかを学ぶことを目的としています。法曹となれば、実際に訴訟の場で活動することになりますから、この科目で提供される内容は、実務家として身につけておくべき基本中の基本です。ただ、訴訟手続については、これを見聞きした人は少ないでしょうから、その理解には、実際に行われる手続のイメージを持つことが役立ちます。そこで、授業では、第一審手続の流れを説明したDVDを視聴するとともに、授業以外に、9月頃、大阪地裁における民事裁判の傍聴を計画しています。民法の適用という点については、要件事実を学ぶことを意味しますが、要件事実という言葉は耳慣れない言葉かもしれません。これは、民法が定める、効果を生じるための要件を、事実に即して表現したもので、実務においては、きわめて重要な役割を果たしているものです。実際の紛争に民法を適用して解決するには、欠くべからざるものです。このように、この科目は、法曹としての基礎としての知識を提供する重要なものですから、現職の裁判官または元裁判官が担当しています。

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民事法総合演習

 民事紛争の事件処理に携わる法曹実務家を目指すには、実体法および手続法の両分野における専門的な法律知識はもちろん、実務に関する基礎知識を修得することが必要不可欠となります。それとともに、正確な法律知識に裏付けられた法的分析力・論理的構成力の涵養に努めなければなりません。
 民事法総合演習では、このような趣旨・目的に沿うよう、民事法に関する重要問題について、判例に現れた事案を素材に作成した事例を使用し、民事紛争を処理するうえで十分に理解しておかなければならない様々な実体法上および手続法上の諸問題を多角的・総合的に検討します。
 この授業に参加する学生諸君は、事前に配布される教材のプリントに基づき十分な予習をして授業に臨むことが義務づけられ、原則として、研究者教員と実務家教員が毎回共同して対話・討論形式による高度な授業を実施します。

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刑事模擬裁判

 刑事模擬裁判は、受講生全員が、それぞれ裁判官、検察官、弁護人、被告人、証人役となって、講義や演習で身につけた実体法や手続法の知識を模擬裁判の運営において試すという体験型の科目であり、法理論と法実務の架橋を目指すという意味において、最も法科大学院らしい科目の一つです。
 この科目では、裁判官、検察官、弁護士の実務家教員3名が毎回の授業に参加し、それぞれの立場から講義や指導を行います。そして、受講生は、教員の指導等のもと、模擬事件記録を素材にして、公判前整理手続や公判期日における裁判所および各当事者の訴訟活動等を可能な限り実際の刑事裁判と同様の方法で準備し実演します。そのことにより、受講生の第一審刑事裁判手続に対する具体的なイメージを確かなものとし、刑事訴訟手続についての理解をより深化させることが授業の目的です。

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民事法LW&D演習

 本講義は、民事法分野における Legal Writing & Discussion の涵養に努めるものであり、極めて実践的な科目となっています。基本的な民法や民事訴訟法等の知識を前提とし、与えられた課題に対してどのように事案分析を行い、重要な法的事実を拾い上げ、法的問題点を整理・検討し、そして訴状や準備書面にまとめ上げていくか、その実務的プロセスを学んでいただくことになります。
 また、講義はいわゆるソクラティック・メソッドと呼ばれる対話形式を中心に進めて行きますが、講義中に色々な討論を行う際、あるいは訴状等の起案講評を行う際、前提となる法律知識について自らが正確に理解できていたかどうかしっかり認識・確認していくことになるでしょう。その結果、常に討論や起案という表現力(アウトプット)を意識した学習(インプット)を行う姿勢が身につくことになり、今後の自律的学習に役立つものと確信しています。

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エクスターンシップ

 法実務研修として、国内と海外のエクスターンシップ制度を設けています。国内エクスターンシップは、関西大学法科大学院のバックアップにより設立した弁護士法人あしのは法律事務所において、弁護士について、依頼者との面談、法律文書作成、裁判傍聴等実際の法律実務を体験します。海外エクスターンシップは、国際協力機構(JICA)が行っているベトナムでの法整備支援活動の実際を体験します。この海外エクスターンシップについては、「法整備支援論」の受講と連動してより深い理解が得られると思います。
 いずれも現実の法実践を経験することから、履修要件として学内成績による選抜を行ったうえで、事前講義を経て各派遣先に赴きます。期間は約2週間で、国内の場合は夏期、海外は冬期に、いずれも定期試験終了後に実施します。
 エクスターンシップは、授業で学んだことがどのように実務に活かされているかを実体験できる貴重な科目です。法曹である指導者のもと、法による権利の実現の過程を直接経験し、それに関与できる科目です。
 この科目は、先輩達とのつながりを活かせるものなので、積極的に受講されることを望みます。

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リーガルクリニック

 リーガルクリニックは、2・3年次生を対象として、机上の学習が実践化していくプロセスの一端を、法科大学院実務家教員との共同作業による法律相談を通じて経験させることを目的とした、極めて実践的な授業です。
 具体的には、法科大学院生が実際に法律相談に立ち会い、相談者の事前の了解のうえで、自らが相談者に質問して事実関係を聴き取ったうえで、法的助言を行います。担当の教員は適切な応答がなされているかどうかをチェックし、法律相談の最終段階においては、理論的・実務的に可能な最高水準の法的助言をまとめて相談者に提供します。そして、法律相談後、法科大学院生は、担当の教員の指導のもとに相談内容をいわゆる「カルテ」にまとめ、法的知識、論理的思考力および一般常識の確認を行います。また、法律相談以外に、可能な限り、訴状、各種申立書、内容証明郵便および契約書等を起案することをも目指しています。
 このように、リーガルクリニックは、実務上最低限知っておくべき知識・制度等を横断的に理解することができる科目です。

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法と社会(検察実務)

 法律実務家にとってもっとも重要なことは、過去のある時点において発生した事実について、法律の手続きにしたがって証拠を収集し、収集した証拠を分析評価して真相を解明することにあります。このことは、刑事事件や民事事件に限らず、日常の社会生活の中で生起する様々な事象について、情報を収集し分析検討することにも通じています。そこで、この科目では、憲法、刑事訴訟法に次ぐ第三の規範といわれている重要判例を中心に、実際の捜査・公判手続きの中で刑事手続法や実体法が、どのように適用・活用されているのかを学ぶことによって、刑事手続法等の基本的な理解を得ることを目的としています。
 授業は、事前に配布するレジュメと事例に基づき、講義形式と対話方式で行うこととしています。

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