3月16日、千里山キャンパスにおいて、「関大メディカルポリマーシンポジウム2018―医と工を繋ぎ、人に届ける―」を開催いたしました。
 基調講演には九州大学の松田武久名誉教授をお招きし、「バイオマテリアルが拓く組織再生への道」をテーマに、ご自身がこれまで取り組んでこられた「組織の接合の強制誘導と阻止技術」や「光反応性人工細胞外マトリックスと組織再生」の研究についてご講演いただきました。つづいて、大阪医科大学を含むプロジェクトメンバー6名が、最新の研究の取組みや成果について報告を行いました。
 材料化学、機械工学、医学といった多方面からの研究報告により、医工連携で開発を進める関大メディカルポリマーの実用化に向けた可能性をより具体的に示すイベントとなりました。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  プログラム  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
[基調講演]
  「バイオマテリアルが拓く組織再生への道」
           九州大学 名誉教授  松田 武久 先生
[研究紹介]
  「肺高血圧症の非侵襲診断方法の提案」
           関西大学 システム理工学部 教授 宇津野 秀夫
  「医用材料を目的としたゼラチン紡糸法の開発」
           関西大学 化学生命工学部 教授   古池 哲也
  「細胞制御のためのスマートメディカルポリマーの設計」
           関西大学 化学生命工学部 教授   宮田 隆志
  「特定の細胞の接着を亢進するリガンド固定化ePTFE人工血管の開発」
           関西大学 化学生命工学部 准教授  柿木 佐知朗
  「肝癌を光らせて切除する」
            大阪医科大学 附属病院 病院長/一般・消化器外科学 教授
                             内山 和久
  「徐放性キマーゼ阻害薬による術後癒着の予防」
            大阪医科大学 大学院医学研究科 教授 髙井 真司

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