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第1回中等部卒業式における生徒代表答辞

           関西大学中等部一期生 卒業式 答辞

渡り鳥たちがふるさとの地へと帰って行く時き、教室から見える高槻の山々に、暖かい春のきざしが訪れ始めた今日、私たち一期生109名は関西大学中等部を卒業します。

入学して間もなくの頃は、お互い見知らぬ者同士で、教室の中でも緊張しながら一日一日を送っていました。
そんな私たちの緊張をときほぐしてくれたのが岐阜県郡上八幡でのスプリングセミナーでした。
広大な郡上高原での宿泊研修が、私たち一期生の一人ひとりの距離を近づけクラスに一体感をもたらせてくれました。
こうして私たちの中等部生活が始まりました。

何をするにも「初めて」という言葉がついていた私たちの学年。
初めての体育祭は小中高合同でのものでした。

2年生では、3年生でのカナダへの研修旅行に向けての活動に力を注ぎました。
文化祭では、世界の遊びフェスタに取り組み初等部へのプレゼンを行いました。

そして、いよいよ最高学年の3年生。
すべての事に「最後」という言葉がつき、これまで積み上げてきた3年間の集大成の学年となりました。
最後の体育祭は、これまで以上にクラス一丸となり優勝をめざしました。
クラス全員で円陣を組んだ事は今でも忘れることなく私の心の中に残っています。

そしていよいよ迎えたカナダ研修旅行。
初めての海外へ行く人もいる中、楽しみと高まる不安を胸にカナダへ出発しました。
慣れないホームステイでは、ホストファミリーの家に生徒一人ずつが滞在することになっていたので、不安でたまりませんでした。
フェリーから下り、バスがビクトリアの町に近づくにつれ、話し声がなくなりました。
みな緊張している様子が伝わってきました。ところが、ホストファミリーの方々はとても優しく接して下さり、本当の家族のような4日間を過ごすことが出来ました。
事前にたくさんの準備を積んで望んだフィールドワークは、一班ずつ現地のサポーターについてもらい、バンクーバー市内を回りました。
I-Padを使用し、各班とも本部の先生と連絡を取りながら、時間を考え、市内を回る事ができました。
研修旅行中のプログラムである現地校での交流・ホームステイ・フィールドワークなど、すべての取り組みは学校で学んだ英語の力を初めとするさまざまな学習を実際に活かす場となりました。

3年間の部活動の思い出や、そこで得た仲間との出会いは、私にとって大切な宝物です。

私は1年生からラクロス部に入部しました。
ラクロス部は中等部だけの試合はありません。
高校生の試合に先輩方と共に出場するのですが、初めの頃は中一の私たちの体力では高等部生の試合になかなかついていけませんでした。
ところが2年生の秋、私たちは全国大会に向けた試合でようやく勝つことができたのです。
そのときは本当に嬉しく、みんなで抱き合って喜びました。

3年間の活動の中では、部活と勉強の両立で悩んだときや、練習のあり方を巡って何度も話し合う中でチームメイトとの気持ちのすれ違いが起きたりして、自分はラクロスを続けていいのだろうかと悩んだこともありました。
そんな時、
 「一緒に頑張ろう」
と声をかけてくれた仲間がいました。
今も私がラクロスを続けられているのは、そのような仲間の存在があったからです。

中等部の生活のもう一つの柱は、日々の学習です。
たくさん出される課題や、学年が進むにつれ難しくなる授業に、ついて行けず苦しい思いをする事もありました。
それでも興味深い実験がたくさん行われた理科の授業や、読んだ本の記録を何度も、何度も書き直すように命じられた授業などが、私の気持ちを前に進めてくれたと思います。

高等部では、自分から課題を見つけ卒業論文を書かなければなりません。
学習内容も一段と難しくなると思いますが、私は部活動と勉強の両立を図っていきます。

校長先生は私たちにいつも
「中等部生としての自覚を持って行動し、高い品格を持ちなさい」
とおっしゃっていました。
私は、高い品格とは、人を思いやる気持ちを持つことではないかと思います。
人と人は支え合って生きていかなければなりません。
部活動で悩み苦しんでいた時、私を支えてくれたチームメイト、合唱コンクールで共に最優秀賞をめざしたクラスのみんな、そして関西大学中等部のパイオニアとして日々を過ごした一期生のみんな。
私たちはこの3年間互いを支え合い、信頼することの大切さを学びました。

最後になりましたが、いろいろな面で私たちを支えて下さった保護者の方々、そして先生方、3年間本当にありがとうございました。

また、給食を作って下さった調理室の方々、そして事務室をはじめとして私たちの学校での活動を見えないところで支えて下さった方々にお礼申しあげたいと思います。

ありがとうございました。

皆様の支えがあって今日卒業することができました。
高等部で自分の進路をを切り開くことを決意し、私たちは今日、卒業します。

平成25年3月16日
卒業生代表 中 麻理子
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