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2001年度学生生活実態調査報告

あとがき

関西大学学生部の『学生生活実態調査』は、昭和30年の第1回調査以来、半世紀を超す歴史があります。他大学と比較しても、学生部がこのような調査を長期にわたって、しかも毎年実施している例はありません。昭和63年からは調査形式も多様化し、3種類の異なったタイプの調査をローテーションして今日に至っています。

本年度は昨年に引き続き「特別調査―関大生の課外生活」を実施いたしました。最初に、学生生活の満足度、関心度、充実度から学生のマナーを中心とした「学生生活全般」を尋ねた後、たばこと健康を考える「健康問題」、就職のための準備を考える「将来の進路」及び学園祭、体育会活動に関しての「課外活動問題」を主な項目として関大生の意識調査を行ったものです。

その結果、数々の注目すべき結果が明らかになっています。たとえば、課外活動を行っている者の学生生活充実度は、行っていない者の充実度に比べて有意に高いことがわかりました(問13)。また、「学生のマナー問題(問16)」では、平成12年度調査より今回は更に深く突っ込んでマナーの悪い内容を調査した結果、喫煙マナー、授業中の私語・携帯電話、食堂でのマナーの悪さが突出していることもわかりました。

さらにいくつかの項目に関しては、関西学院大学と早稲田大学との比較も行いました。たとえば関西学院大学と比較した「満足度関関戦(問14)」では、両校学生の大学に対する印象には大きな差はないことなどがわかりました。また、早稲田大学と比較した「大学への登校回数(問11)」からは、両校の学生とも登校日は1週5〜6日で登校回数はあまり変わらず、両校学生のまじめさが浮き彫りになりました。他方、早稲田大学と比較した「将来必要な能力(問36)」では、両校学生の考え方の違いが顕著に現れました。

初めての調査項目である「就職問題(問28〜37)」では、本学就職部のシステムや将来の進路についての学生の率直な気持ちを聞き取ることができました。同様に、「スポーツの関大」復活を目指す大学側の取り組みに対する学生諸君の評価(問46〜48)や、学園祭への参加状況に関する質問(問41〜45)等は、これからの学生部の参考にもなることでしょう。

このように学生生活実態調査は、学生生活のさまざまな面を統計的に明らかにし、学生気質の変遷等を解明する上でも有意義なものとなっています。今後も学生部の調査は、正課教育だけではなく、それ以外の学生の生活実態や意識がよりいっそう鮮明になるよう、さらに検討・改善してゆきたいと思っています。ご意見を頂ければ幸いです。

最後に、調査にご協力いただいた学生諸君や各学部事務室の方々、集計・分析にお力添えを頂戴した本学情報処理センターの皆様に対し、厚く御礼申し上げます。



「2001年度 学生生活実態調査 報告書」作成委員会

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