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教員が語る専門領域の魅力 vol.12

植木 美千子 准教授

海外留学での学びを最大限にする

植木 美千子 准教授

Profile

海外留学の有効性や、外国語学習動機や不安などを扱う学習者情意を中心に研究を展開。また近年は協同L2ライティングなどのスキル系の研究にも注力している。

海外留学だけでは高い外国語能力は身につかない

 今これを読んでる皆さんは「海外で学べば外国語(英語)がペラペラに話せるようになる」や「海外留学を経験すれば国際人になれる」と思っていませんか?残念ながら、その答えは「No」です。驚くことかもしれませんが、多くの場合、海外留学の効果というものは、行く前にすでに勝負が決まっているのです。この驚くような見解は、海外留学での外国語能力の伸び(向上)は、留学前の伸びに比例しているという第二言語習得研究で示されています。つまり、海外留学前の努力が、海外留学の成功のKeyを握っていると言えるでしょう。しかし、そもそも「海外留学の効果」とは、「外国語能力」だけなのでしょうか?この答えも「No」です。「海外留学の効果」においても、英語力、異文化適応力、行動力、また批判的思考力など、1つ1つあげていくとキリがないほど研究結果が報告されています。このように海外留学の効果というのは多岐にわたっているのです。情報社会の今、インターネットや携帯のアプリをつかった語学学習の機会も増えてきました。しかしこのような時代だからこそ「自ら体験して学ぶ」という経験という資本価値が高まっています。そのため、外国語能力だけではなく、いかに海外留学での学びを最大限にするのか、そのためにはどのような行動をすべきか、という事前のプランニングが重要です。私は、教員が海外留学前にどのような学びを提供し、指導を行うことが、留学の効果をより高めることができるのか、ということや、学習者の海外留学先での経験や出来事がどのような効果を生み出し、さらに留学後、それが学習者によってどのように「意味づけ」され、言語(外国語)習得や異文化理解につながるのかを包括的に研究しています。

その「読み」に根拠はありますか?

 私の担当授業は、学部では「Academic Reading a/b」と「基礎演習」で、主に海外留学前のスタディスキルを育成しています。上記で述べたように留学前にどれだけ力をつけていくか、またつけてあげるのかが、学生にとっても、また教員にとっても、非常に重要です。そのため、リーディングの授業においては、何となく分かるという「雰囲気読み」を排除し、なぜ答えがそうなるのか、なぜそのように解釈できるのかを突き詰めて考えます。加えて、外国語学部ならではの読みの正確さや精緻さ、そして文化的背景の理解を目指した指導をしています。皆さんは自分の「読み」に根拠がありますか?ぜひ本学部で「読み」が変わる体験を味わってみてください。

学生のみなさんへのメッセージ

 学習の取り組み方は、投資(努力や時間)の量に比例してるということが分かってきました。特にアカデミックな世界では、学習に最も多く投資することが求められます。「賢い」投資家になってください。